出版社内容情報
パレスチナ自治区の占領地で日常的に繰り返される暴力や殺戮。イスラエルでは多くの兵士が占領地での任務に就くが、今までその実態が語られることはなかった。自らの加害体験を社会に伝えるために結成された青年退役兵たちのグループ「沈黙を破る」へのインタビューを通して、「占領」の本質を浮き彫りにする。
内容説明
パレスチナ自治区の占領地で日常的に繰り返される暴力や殺戮。イスラエルでは多くの兵士が占領地での任務に就くが、今までその実態が語られることはなかった。自らの加害体験を社会に伝えるために結成された青年退役兵たちのグループ「沈黙を破る」へのインタビューを通して、「占領」の本質を浮き彫りにする。
目次
序章 「沈黙を破る」とは―なぜイスラエル軍将兵の証言を日本に伝えるのか(逃げる青年の射殺;登校する少女に撃ち込まれた十数発の銃弾 ほか)
1 占領地の日常―「沈黙を破る」証言集より(気ままな家屋破壊;「誤って」殺される住民たち ほか)
2 なぜ「沈黙を破る」のか―メンバーの元将兵と家族らへのインタビュー(ユダ・シャウール(元将校)
アビハイ・シャロン(元兵士) ほか)
3 旧日本軍将兵とイスラエル軍将兵―精神科医・野田正彰氏の分析から(イスラエル軍将兵と旧日本軍将兵の置かれた環境の違い;パワーの快感 ほか)
著者等紹介
土井敏邦[ドイトシクニ]
1953年佐賀県生まれ。中東専門雑誌の編集者を経てフリー・ジャーナリスト。1985年以来、パレスチナ・イスラエルを取材。1993年よりビデオ・ジャーナリストとしての活動も開始し、テレビ各局でパレスチナやアジアに関するドキュメンタリー番組を放映。イラクでの米軍のファルージャ侵攻の実態を記録したドキュメンタリー映像『ファルージャ2004年4月』(DVD)を制作。「日本ビジュアル・ジャーナリスト協会」(JVJA)会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
かに
コーキ
メルセ・ひすい
かに