内容説明
「そうか!チェロか!大すきな楽器のことを、わすれてた!」音楽がすきな、ひとりぼっちのカマキリが、ほんとうの友だちにめぐりあい、夢をかなえるまでをえがいた、フリーマンの傑作絵本。
著者等紹介
フリーマン,ドン[フリーマン,ドン][Freeman,Don]
1908~1978。カリフォルニア州サンディエゴ生まれ。高校卒業後、ニューヨークに移り住み、ジャズ・トランペット奏者として生計を立てながら、絵の勉強をする。やがて、雑誌に絵が掲載されはじめ、地下鉄にトランペットのケースを置き忘れたことも転機となり、絵の制作に専念する。日本でも30年以上のロングセラーとなっている『くまのコールテンくん』(偕成社)や、コルデコット賞オナーブックの『とんでとんでサンフランシスコ』(BL出版)をはじめ、作品多数
みはらいずみ[ミハライズミ]
1963年、宮崎県生まれ。東京大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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花林糖
14
図書館本。音楽が大好きな独りぼっちのマヌエロが友を得て演奏会を開くお話。カマキリとチェロがとても合っています。読後感は◎。2022/11/22
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
音楽好きのカマキリのマヌエロが、楽器作りに挑戦しますが、なかなか上手く行きません。クモのデビー・ウェブスターと出会い、食べないことを条件に(笑)チェロ作りをします。秋の夜長に美しい音楽が聴こえてきそうな1冊です。2019/09/22
ヒラP@ehon.gohon
14
カマキリと音楽という組合せは想像できなかっただけに、失敗を重ねながら自分の演奏できる楽器を手に入れたマヌエロに感動しました。 カマキリは他の虫たちからすると近寄り難い怖い存在のように思っていたので、マヌエロの演奏もさることながら、一緒に音楽会を開く虫たちも素晴らしいと思いました。2018/01/28
ののはな
8
音楽をこよなく愛するカマキリのマヌエロ。人間の奏でる野外コンサートを聴くうち、さまざまな楽器や曲を知り、自分もすばらしい音楽を奏でられたら…と夢をみる。啼ける者たちは次々と馬鹿にするけど気にしない。啼けないなら楽器を創ればいい。試行錯誤の末に手にしたクルミのチェロを弾き出すとみんなもいつしか寄ってきて…。音楽っていいなとか才能とか可能性とかあきらめないとか友情とか優越感とかそんなものが「美しくさりげなく」ぎゅっと入ってる。『くまのコールテンくん』で有名な作者は元ジャズ・トランペット奏者。なるほど!2011/12/20
絵具巻
5
文京区立根津図書館で借りました。2015/10/27
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