出版社内容情報
月と太陽をひとりじめしようとしたイタズラ者の魔女ロウヒ。フィンランドの叙事詩カレワラに触発されたクーニーが贈る美しい絵本。 小学校低学年~中学生
内容説明
ロウヒは魔女。その気になれば、なんでもできます。鳥になって空を飛ぶことも、魚になって水の中を泳ぐことも。でも、ロウヒがしたかったのは、もっともっとゆかいなことでした。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
52
…ロウヒは魔女。その気になれば何でもできます。鳥になって空を飛ぶことも、魚になって水の中を泳ぐことも。でも、ロウヒがしたかったのは、もっともっとゆかいなことでした… ■北の国の不思議なお話を読みました。イタズラ者の魔女ロウヒ。ちょっとした茶目っ気でもやる事が大きい☆ ■フィンランドの民族叙事詩カレワラに触発されたバーバラ・クーニーが描いた美しい絵本。日本版では、原著以外に原典も参考に、クーニーの絵の流れに沿って再話したとか。■民話って不思議で面白いね ( ' ᵕ ' ) (1986年。日本版 2003年)2020/01/06
KEI
47
バーバラ クーニーの絵という事で手に取った本。登場するロウヒやワイナモイネンはフィンランドの民族叙事詩に登場する人物たち。物語はシンプルながら、クーニーさんの絵が美しい。特に表紙と最初の雪景色は飾っておきたい。2019/12/25
Willie the Wildcat
46
音楽を皆と楽しみたかったのかな・・・。皆を少しだけ驚かしたかっただけなのに、予想していたより大事になり慌てる。心の底の寂しさと思いが、伝わるといいなぁ・・・。鷲、鷹、そして平和の象徴の鳩。魔女の心情の変化を、描写しているのかもしれない・・・。絵は、中世の宗教画の印象。表紙の魔女の背中に、寂しさを感じる。それにしても、”ハーブ”を詰めたブーツ?!北欧文化なのだろうか・・・?2013/04/28
ひほ
29
フィンランドのお話し。表紙の絵が気に入って借りました。魔女の顔にちょっとびっくりしました。2015/10/22
gtn
27
ワイナモイネンが奏でる「カンテレ」をYouTubeで視聴。寂し気も温かさも感じられる趣ある音色。北欧の大自然と相まって、心が開放される。ロウヒが魔女であろうがなんだろうが、どうでも良くなるほどの清々しさ。2023/01/17