出版社内容情報
粋人英文学者が語る、異色英国紀行エッセイ!著者の胸底に、知らず識らずに積もった英国の記憶が、交差共鳴し、文章に浮び上る…19世紀イギリス小説を専門とする
粋人英文学者が語る、異色の英国紀行エッセイ!!
英文学を読み込み、英国で生活もし、そしてまた旅行でも訪れた
著者の胸底に、知らず識らずに積もった英国(ブロブディンナグ)は、
交差し、共鳴し、文章に現れる。
粋人学者による時におかしく、時にまじめな異色の英国紀行エッセイ!!
※ブロブディンナグとは、
スウィフト作『ガリヴァー旅行記』でガリヴァーが訪れた国の一つ。
著者は自分が英国に最初訪れたときの衝撃を、それに喩えている。
ロンドン今昔
倫敦草紙
街へ、異邦人、性悪説、
遠い味、にぎやかなる乱舞、
玄人素人の藝、夏の訪問、
父と子の対話、落書き、
それから、奇人変人狂人、
なしくずしの暴走
スコットランド挽歌
スコットランド叙情の旅
川のある町
テムズのほとり
梅宮 創造[ウメミヤ ソウゾウ]
著・文・その他
内容説明
海の彼方は遙かの何千里、英国なるユートピアに着くこと幾たびか。長いときで1年から2年、短いときでも10日あるいは2週間ばかり逗留し、知らず識らずに胸底深く降り積もるものあり。これをどうにかせねばならない。耽読、味読、倫敦ところどころ。
目次
第1章 ロンドン今昔
第2章 倫敦草紙
第3章 スコットランド挽歌
第4章 スコットランド抒情の旅
第5章 川のある町
第6章 テムズのほとり
著者等紹介
梅宮創造[ウメミヤソウゾウ]
1950年会津生れ。早稲田大学・文学学術院教授。専門は19世紀イギリス小説。日本の近代小説に多大な関心あり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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