感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新田新一
10
カメレオンのぼくは、どんな色にもなれることを誇りに思っています。でも、ある時オウムに、おまえの本当の色は何なのか、と聞かれて困ってしまいます……。深いことを伝えてくれるので大人が読んでもためになる本です。日本人は周りの人の顔を窺い、周りの人に合わせるところがあります。子供でも親や先生の期待通りに、振舞おうとしたりします。それでは窮屈になるでしょう。自分らしさを出しても良いと思います。この絵本の結末は強烈です。本当の自分を出せば、辛い時も乗り越えられることを教えてくれます。2023/10/16
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
6
色んな色になれるカメレオン、君の本当の色は何色なんだい?と聞かれます。自分が分からなくなり、ちょっと悲しくなったカメレオンですが…。2019/01/06
星の王子さま
2
周りの色に合わせて七変化するカメレオンが、自分の「本当の色」を求めるお話し。 外に答えを求め…見つからず、自分の内面に入っていく。暗闇と、「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ…」のセリフ。 外の色に合わせるのではなく、自分が思い描く色になったカメレオン。 最高だ。2015/01/13
なーに
1
そうやって意地悪をいう人ってたくさんいる。ぼくは...って考える、悩む。どんなに時間がかかっても、答えを導き出すのは自分なのです。焦ることなんかないのだ。最後の一文がとてもよかった。2013/06/02
まはもめっさ
1
自己のアイデンティティーに悩んだときに。ほっと安心できます。2012/05/21