内容説明
法制を理解するための26事例。集団的自衛権、駆けつけ警護、グレーゾーン事態など日米防衛協力のための指針(ガイドライン)の概要。
目次
序章(日本の平和と国際平和―5つの事態と平和安全法制;平和安全法制を構成する法律の概要)
第1章 日本の防衛(事例と対処行動)(武力攻撃事態(個別的自衛権)
グレーゾーン事態
存立危機事態(集団的自衛権)
重要影響事態
その他)
第2章 国際平和への貢献(国際平和共同対処事態;国連平和維持活動・国際連携平和安全活動;その他)
論考「平和安全法制の意義と課題」西原正
第3章 日米同盟の強化―ガイドラインと日本の平和安全法制
第4章 自衛権に関する政府見解の変遷
著者等紹介
西原正[ニシハラマサシ]
1937年大阪生まれ。62年京都大学法学部卒。72年ミシガン大学大学院政治学研究科修了、77年防衛大学校教授、93年防衛研究所第1研究部長兼任、2000年第7代防衛大学校校長、06年退官し、財団法人平和・安全保障研究所理事長。08年瑞宝重光章。国際安全保障学会顧問。安倍晋三首相が15年8月に発表した戦後70年談話に関する有識者会議「20世紀を振り返り21世紀の世界秩序と日本の役割を構想するための有識者懇談会」(21世紀構想懇談会)メンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yo
4
先日可決した平和安全法制について、防衛白書っぽいタッチで解説する。 平和安全法制の概要、重要影響事態や存立危機事態等の謎の用語もわかりやすく説明し、今後自衛隊がどんな場合に、どんな対処行動を取るのかを事例ごとに解説していて、非常にわかりやすい。 また、後ろには監修の西原正による論考、日米同盟の現状や関連用語解説が載っている。 この法制については賛否はそれぞれあろうし、それぞれの中にまたいろんな考えがあるだろうけど、本書に書かれている内容を理解せずして語ることなかれ、と言いたくなる。それくらい良いまとめ本。2015/12/12
まりえ
2
やっと読み終えた。難しいので再読必須。PKO等の海外での活動において、外国との協力体制を築くための意味合いも大きいのか。2016/08/21