裏庭のまぼろし―家族と戦争をめぐる旅

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裏庭のまぼろし―家族と戦争をめぐる旅

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  • サイズ 46判/ページ数 260p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750518497
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

【推薦】武田砂鉄さん(ライター)

 歴史は常に今を問いかけてくる。

 聞かれるのを待っている声は、誰のもとにも在るのかもしれない。



人類学者が、自身の家族史をひもときながら、彼らの足跡を訪ねて紡ぐ、等身大の〈昭和と戦争〉。



**********



家業を「不急不要」とされ、祖父は軍事研究の道へ。

若き陸軍将校だった大叔父は1945年3月、沖縄で消息を絶った──。



実家の古い蔵に残された手記や写真、彼の婚約者が八十年大切に持ちつづけた手紙……

人類学者として、戦争に関与した者の親族として葛藤を抱えながら足跡を辿る著者は、その地で生きる人びとの声に耳を傾け、無きものとされた存在に目を凝らす。



**********



「死者たちの言葉をたどり、生き延びた人たちの声を聞き、それをいま生きている人たちに伝えるだけではなく、死者たちの元へ送り還そうとすること。それはひとつの、弔いの仕方だろうか。」



戦地から届いた当時の手紙をひもとくと、想像もつかなかった戦時中の暮らしが生き生きといまに蘇る。

歴史に沈められた、戦争の時代を生きた人びとの声を今に届けるノンフィクション。

内容説明

若き陸軍将校だった大叔父は一九四五年六月、沖縄で消息を絶った。実家の古い蔵に残された手記や写真、彼の婚約者が八十年間大切に持ちつづけた手紙…。人類学者として、戦争に関与した者の親族として葛藤を抱えながら足跡を辿る著者は、その地に生きる人びとの声に耳を傾け無きものとされた存在に目を凝らす。歴史に沈められた、戦争の時代を生きた人びとの声を今に届けるノンフィクション。

目次

裏山のほとりで
蔵の中
科学と動員
水底の魚
縁側の椿
絹糸のひかり
オルガンの歌
埠頭にて
遠い島影
月と海鳴り
物語の外で
竹林と夕星
雲の行方

著者等紹介

石井美保[イシイミホ]
文化人類学者。これまでタンザニア、ガーナ、インドで精霊祭祀や環境運動についての調査を行ってきた。2020年の夏、アジア・太平洋戦争で戦死した大叔父の遺した手紙を手にしたことから、戦争と家族史について調べ始める。このエッセイの挿画を描いている銅版画家のイシイアツコとは実の姉妹(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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uniemo

12
実家に残された大叔父の手紙から軍人として過ごした台湾沖縄での足跡を追っていく話。亡くなった祖母から兄が学徒出陣で南の島で亡くなり遺骨も戻っていないという話を聞いたことがあったが、そのころの私にはそれ以上話を聞く興味もなく、母も聞いておらず今となってはどんな状況で出陣しどの島だったのか聞いておけば良かったと後悔しています。本作を読んだら大伯父の人生と重なって写真でしか見たことのない大伯父に出会えたような気持ちになりました。2024/12/22

ヒメヒメ

1
2025/02/02

takao

1
ふむ2024/12/27

必殺!パート仕事人

1
ちょっと前の小手毬さんの本はお父さんのスケッチブック、この本はお祖父さんとその弟の話。どちらも戦争中の話なので混乱しないようにしなしと。そして著者は文化人類学者なので学術的に手紙や証言を分析している感じ。陸軍将校だった祖父の弟の足跡を追うのに台湾の描写が多く出ています。35年前、アメリカ滞在中に出会った台湾のマダム(60代ぐらい?)の事を思い出しました。私達が中国人ではなく日本人だと知った時のムッとした顔と、長い無言の時間の後、別れ際に完ぺきな日本語で赤ちゃんだった娘に話しかけたことを。2024/12/03

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