「JUNE」の時代―BLの夜明け前

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「JUNE」の時代―BLの夜明け前

  • 佐川 俊彦【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 亜紀書房(2024/06発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750518367
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0095

出版社内容情報

【推薦】三ツ矢雄二さん(声優/マルチクリエイター)

「BLのボイスドラマの元祖は、佐川さんと私だったのだ!

お耽美な世界を佐川さんと二人三脚で走り抜けた時代を、思い出しました。」



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伝説の「元祖BL雑誌」の企画・創刊者が語る、華麗なる、やおい、BL(ボーイズラブ)、おたく、サブカルチャー前史!



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1970年代後半、アニメ専門誌が次々と創刊され、第1回コミケが開催された、おたく文化の黎明期――。



同人文化、2次創作が盛り上がりをみせる中、密やかに、『JUNE』という妖しい花が開花しつつあった!



「美少年」「お耽美」からBLの誕生まで。

〈アルバイトの思い付きから始まって、手探りでつくった『JUNE』という雑誌は、今では「元祖BL雑誌」というありがたい称号までいただいています。これからお話しするのは、まだ「美少年って何じゃ?」というのが、僕にも、読者にも、もしかしたら作家さんにもよくわかっていなかった、すごくモヤモヤするけど、そのモヤモヤにどうしようもなく惹かれてしまった――そんな時代の出来事です〉(本書より)

内容説明

1970年代後半、アニメ専門誌が次々と創刊され第1回コミケが開催された、おたく文化の黎明期―。同人文化、2次創作が盛り上がりをみせる中、密やかに『JUNE』という妖しい花が開花しつつあった!伝説の「元祖BL雑誌」の企画・創刊者が語る、華麗なる、やおい、BL、おたく、サブカルチャー前史!

目次

第1章 駆け出しの頃―『JUNE』創刊前夜(駆け出しの頃;少女マンガとの出会い ほか)
第2章 美少年は自由にする―『JUNE』始動!(竹宮惠子先生に大胆にも依頼する;物語の始まり、その伏線 ほか)
第3章 少年愛の輪郭を求めて―『JUNE』の手探りの航海(突然の休刊と再出発;「BLと百合の元祖」の座を逃す ほか)
第4章 シーンが生まれるまで―『JUNE』の成功とBLの夜明け(なぜ「少年」ではなく、「美少年」だったのか;本物と偽物のあわいで ほか)
第5章 ハッピーエンドは自分でつくる―拡散するBLと『JUNE』の休刊(三ツ矢雄二さんと出会い、日本初のBLボイスドラマをつくる;『間の楔』と塩沢兼人さん ほか)

著者等紹介

佐川俊彦[サガワトシヒコ]
編集者、ライター。「元祖BL雑誌」とも言われる雑誌『JUNE』『小説JUNE』を企画・創刊。少女マンガ家ささやななえの夫。京都精華大学マンガ学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

118
今日、BLが出版界で売れているのは、萩尾望都や竹宮惠子と共にJUNEの存在も大きい。少女たちが憧れながら決して手の届かなかった美少年同士の性愛というジャンルを、マンガや小説やアニメとして実現できる可能性を広く知らしめたのだから。栗本薫の後輩で増山法恵の意外な知り合いでアニメファンという著者の立ち位置は、この雑誌を生み出す天命を受けていたとしか思えない。「売れる本を出せるなら何をしてもいい」という出版社で、アルバイトから正社員になった若造が一切を任されて走りながら作っていく姿は雑誌編集者冥利に尽きるだろう。2024/10/26

kokada_jnet

61
「JUNE」はまったく読んでいないので。この著者については藤田尚名義のライターとしての仕事に、非常な思い入れがある。「SFマガジン」2004年8月号の大森望コラムがこの本にふれていて、藤田尚名義についても言及があり、なるほどという内容だったが。この本からは脱線するが、佐川氏に感謝した永野のりこのイラストを、編集部が間違えて1年前の物を掲載。データを年月フォルダに保存しておき、1年前のフォルダから利用したのかしら。https://www.hayakawabooks.com/n/nbab341dd6ffb2024/11/08

くさてる

20
「大ジュネ」と「小ジュネ」の発売日を待ち「終わソン」にときめき「小説道場」を読み込んで創作のまねごとをし、「おたけさん」シリーズの瑞々しさが好きだった、そんな十代を過ごした私にとってはドストライクな内容で、ただもう、懐かしい。当時を語る佐川さんの言葉がお人柄を感じるやさしさ。とても一言では表せない影響をこの雑誌から受けた人間として、手を合わせるような思いの読後感でした。ほんとうに「JUNE」しかなかったあの時代にあの雑誌を作って下さって、読者の声に耳を傾けて下さってありがとうございました。2024/09/20

marumo

18
「June」創刊時から終焉までのアレコレ。いやー、どのくらいの需要があるのか知らないけど、私には刺さりまくりだよ。田舎中学生のアタマと胸をドキドキとキラキラとモヤモヤ〜ンでいっぱいにしてくれた雑誌。作者は中島梓の小説道場で門番頭と呼ばれていたあの方ね。ささやななえさんの夫なのか〜。「OUT」に竹宮恵子、映画にアニメ、24年組、小説道場…当時、自分ではバラバラに好んでいたつもりのものが見事に繋がっていたことを確認して深く納得したわ。実人生のショボさに涙する14歳だったけど、今思えば幸福な繭の中にいたのね。2024/07/19

7
いやー懐かしかった…。姉が隠していたJUNEをひっぱりだして読み、やがて自分で買うようになり…やっぱりわたしも隠した。姉は気づいていただろうけれど。笑 間の楔、江森三国志、中島梓の小説道場…すべてに影響を受けた。ネットというものがない時代、情報が少ないからこそ、熱狂し没頭したような気がする。なんか幸せだったなあ。笑2024/10/22

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