出版社内容情報
大きな大きな木がありました。その木の穴の中で休むと、夢をみて、みんな元気になります。みんなに勇気をあたえてくれる大きな木が話してくれたのは、まだ小さな木だったころの話。いもとようこが贈る、心に響く美しい絵本。
内容説明
おおきなおおきな木がありました。木にはおおきなあながあいていました。そのあなでひとやすみするとふしぎなゆめをみるのです…。
著者等紹介
よこたきよし[ヨコタキヨシ]
1948年、長野県生まれ。児童書出版社勤務を経て、フリーのライター・編集者になる。おもに児童書関係の執筆・編集に携わる
いもとようこ[イモトヨウコ]
兵庫県生まれ。金沢美術工芸大学卒業。ボローニャ国際児童図書展エルバ賞を2年連続で受賞。同グラフィック賞も受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
177
おおきなおおきな木には洞があって、走りすぎて疲れた子ウサギや濡れてしまった子ギツネが駆け込んでくる。そこにはお母さんに抱っこされているような温かさがあってウトウトして。ほのぼのとした絵本が、おじいさんぐまのあたりから、少し哲学的に変わっていく。自分だけしか知らないものが、この世の中にはたくさんある。本当にやりたいことは自分にしかわからない。今はおおきな木だけど、ずっと昔からここにいて、深く広く根を張っているから、みんなが安心していられる。ぼくはそんな生き方ができるのだろうかと。古木と夢の中で語りあう物語。2024/02/17
たーちゃん
25
大きな木の穴の中で寝るとみんな前向きな気持ちになって出掛けていきます。こんな木があったらなぁ。2021/11/26
くぅ
19
相変わらずいもとさんの絵にはあまりハマらない息子。でもこの話は好きだなぁ。(4歳9ヵ月)2022/02/21
ヒラP@ehon.gohon
18
おもちゃ図書館で読み聞かせしました。大人の読み聞かせ。2020/11/04
わむう
18
根っこがしっかりしていないと、どっしりとした木に育たないし、綺麗な花も咲きません。教訓となる一冊。2019/06/12