内容説明
映画と雑誌が大好き、夢は自分好みの部屋に暮らすこと―。18歳で始めた東京暮らし。初めて就職した『スクリーン』編集部での映画三昧の毎日。憧れの大橋歩さんのアシスタントを経て、『アンアン』の編集見習いに。そして流行発信の最前線でインテリア・スタイリストの草分けとして目まぐるしく駆け巡った日々…。人生ってなんだか偶然と突然の連続。還暦過ぎて地方暮らしを思い立ち、熊本へ帰郷。転がり着いたこの地で新しい仕事もいざ始動。猫の世話、庭仕事も忙しい。73歳となった一人暮らしの達人が、人生折々に見つけた“年をとる愉しみ”について綴るエッセー。
目次
1 転がる石のように(住みたい部屋を思い描いて;東京の街みちくさ歩き 60’s;映画が教えてくれた 70’s;スタイリストになる 70’s‐80’s;暖簾を下ろして筆一本 90’s)
2 あたらしい土のうえで(家に帰って;揺れる日々;街をされく;始まり;よりどころ;私の朝は猫仕事から;家を繕う;我が家の庭のささやかな歴史;母の器たち;真夜中の新聞;70歳の夜のひらめき;老後の仕事 私の場合;ヒルデガルトの長いお話;人生は小さな愉しみのつづれ織り)
著者等紹介
吉本由美[ヨシモトユミ]
1948年熊本市生まれ。作家・エッセイスト。セツ・モードセミナー卒業後、洋画雑誌『スクリーン』編集部、大橋歩のアシスタントを経て雑誌の世界へ。創刊間もない『アンアン』『クロワッサン』『オリーブ』などの女性誌を舞台に雑貨・インテリアを扱うスタイリストとして活躍後、執筆活動に専念。雑貨・インテリア、日々の暮らしや旅をめぐるエッセー、小説作品が多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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