感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
144
こどもたちはまっている。明日を。未来を。希望を感じさせる黄色と水色、ヒマワリ、夏の海、冬の雪、雨、太陽、どれも瑞々しくて本当に美しい…。荒井さんの画力に圧倒されました。飾っておきたくなる一冊。2020/12/17
馨
88
子供たちの未来のために、大人である私が今出来ることを考えさせられる絵本でした。子供たちが待っているものは私が子供の頃に自然に見ることが出来た明るい未来なように思いました。当時の大人たちが私に与えてくれたということなのか。2021/01/01
とよぽん
60
地平線の見える風景、それが荒井さんの原点なのか・・・。この本を長 新太さんに捧げたい、と。「こどもたちは まっている ○○を まっている」が繰り返され、どのページの絵もスケールが大きく、かつ詳細な描き込みが素晴らしい。月と星の柄の布団、カーテン、未来・・・楽しい絵本。だけど、これを現実の世界がつぶさないようにしなければ、ね。2021/11/23
Natsuki
59
こどもたちのワクワクを感じられる一冊。一言で言うなら、こどもたちは未来をまっている。ちょっと先のこと、もっと先のこと、ずっと先のこと、もっとず〜っと先のこと······大人になってもこんな風にワクワクしてまつ気持ちを持ち合わせていたい♬2021/06/09
アナクマ
50
貨物列車を、ロバを、お祝いの日をまっている。鮮やかに混色された絵から受ける印象そのままに、待っているものの総称は「希望」だと読みました。◉ここにネガティブなものは書かれていないけど、現実の世界には不安や悲痛、憤怒や別離なども待ち構えていることは、大人も子どももわかっている。だけど本書で繰り返し期待されているのは希望。ようは、コインの裏表、牢獄からの泥と星、どちらを見たいと思うか。◉曲がり角の先には何か面白いモノが待っていると信じて歩き始めたくなる絵本です。2020/09/14