感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
66
インド・リシケシュの瞑想道場で、50年前にビートルズは滞在中の曲をホワイト・アルバムとして発表した。著者は、ボロボロになった瞑想道場を訪れてi phoneでホワイト・アルバムを聴きながら、からあげ・てんぷら・とんかつの短編をメドレー形式にし、父親が好物だったかりんとうを絡めて、あげものブルースのコンセプトを固めた。なんて内容は、ホワイト・アルバムとはなーんの関係もない物語。登場人物たちの会話中のすれ違いで生じる「間」がたまらないゆる〜いマンガ。2020/09/20
Comit
53
市立図書~タイトルとカバーイラストが気になり借りてみたら…漫画でした^^;表紙をめくると揚げ物を包む油紙のような茶色い用紙に浮かぶ3人の顔がお出迎え🍤3人の登場人物を時代を2つに分けて描いており、なかでも父子のお話がグッと来ました。著者初読。イラストレーターであり漫画家さんとのこと。近年の作品ですが、自然な線で描かれたレトロなタッチに、温もりを感じれた1冊でした。2021/08/12
アズル
19
発売日にamazonで届き、先週末のサイン会でもう一冊購入。本さんの線、やっぱり好きです。2019/05/15
ツキノ
12
本秀康といえば10年前に子どもたちと繰り返し読んだ絵本『ヘンなあさ』の絵の人。この漫画は「じわっと油の沁みたハートウォーミオングストーリー」という名の通り。3人の男たちの30年間の人生をからあげ、てんぷら、とんかつ、かりんとうに絡めて描く。ビートルズは12歳からの大ファンなのだけれど、インドのリシケシュ(メンバーが瞑想をしにいった地)が廃墟になっているという情報が得られた。2019/08/08
nobu23
8
揚げ物のテーマにした、3人の男の話。最初は理不尽意味不明系の漫画かと思いきや、伏線がうまく繋がっており読後感は良かった。2019/11/23