リスクと生きる、死者と生きる

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  • サイズ B6判/ページ数 279p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750515205
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0095

出版社内容情報

内容紹介

「リスク論」からこぼれ落ちる生を探し求めて、東北、そしてチェルノブイリへ――。
若き記者による渾身のノンフィクション。

岸政彦さん、星野智幸さん、推薦!

「被災地」は存在しない。「被災者」も存在しない。
土地と人が存在するだけだ。
「それでも生きていこうとする人々」の物語が、胸を打つ。
(岸政彦)

ここには、あなたを含め、この本に書かれていない被災した人すべての物語が、ぎっしりと詰まっている。
その見えない言葉に目を凝らして、読んでほしい。
(星野智幸)

【目次】
序章

第1章 科学の言葉と生活の言葉
なぜ農家は米を捨てたのか
もう住めないといわれた村で
「帰りたい」が言えない
間に立つ言葉

第2章 死者と対話する人たち
死では何も終わらない
言葉の揺らぎ
揺らぎの先に

第3章 歴史の当事者
観光者のまなざし
災厄のモニュメント
原発と個人の歴史
歴史を託すということ
原爆ドームはなぜ残ったのか

終章

著者紹介

1984年生まれ、東京都出身。2006年立命館大学法学部卒業、同年に毎日新聞入社。岡山支局、大阪社会部、デジタル報道センターを経て、2016 年1月にBuzzFeed Japan に入社。

内容説明

「リスク論」からこぼれ落ちる生を探し求めて、東北、そしてチェルノブイリへ―。若き記者による渾身のノンフィクション。

目次

第1章 科学の言葉と生活の言葉(なぜ農家は米を捨てたのか;もう住めないといわれた村で;「帰りたい」が言えない;間に立つ言葉)
第2章 死者と対話する人たち(死では何も終わらない;言葉の揺らぎ;揺らぎの先に)
第3章 歴史の当事者(観光者のまなざし;災厄のモニュメント;原発と個人の歴史;歴史を託すということ;原爆ドームはなぜ残ったのか)

著者等紹介

石戸諭[イシドサトル]
1984年生まれ、東京都出身。2006年立命館大学法学部卒業、同年に毎日新聞社入社。岡山支局、大阪社会部、デジタル報道センターを経て、2016年1月にBuzzFeed Japanに入社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zirou1984

19
震災によって変わってしまったこと。言われてきたこと。そして、言葉にできなかったこと。新聞記者として被災地を訪れ、その後も丁寧な取材を重ねることで、故郷を失った人、家族と別れてしまった人たちの、声にならなかった声を丁寧にすくい上げている。例え「安全」と言われても決して「安心」できない、その隙間にある何かを、懸命に言語化しようとしている。それは人間が人間らしく生きるための、世界を私たちが生きられる世界たらしめるための、根本的な呼びかけなのだと思う。これは著者なりに紡いだ「友情の点呼に答える声」なのだ。2018/06/27

みやざき しんいち(死ぬまでにあと1,000冊は読みたいんだ)

8
(50/1000)東日本大震災から7年。僕は今でもこの大震災後の日本にどう向き合っていいのか戸惑っているところがある。大災害はこの大震災の前にもいくらでもあったし、このあと7年経った現在まで、加速度的に災害は増えている気がする。この本は、東日本大震災を目の当たりにした人たちへの取材をまとめた一冊。私達はこの大震災をどう次世代に伝えていくのか?どう向き合うのか?一つの方向性が示されていた。2018/07/26

デューク

7
「生き残った人は、どう語り継いでいくかという問いの過程を、生きている」。東日本大震災、原発事故の取材手記。 「分かりやすさ」が求められる昨今の報道。膨大な情報を乱暴に要約して、大きすぎる感情を四捨五入して、短いニュースはつくられる。それが「伝える」という作業なのかもしれない。だが筆者はそこに疑問を抱く。簡単に読める本でもなければ、単純に楽しめる本でもない。だがこの本を読んで感じる「もやもや感」こそが、筆者が取材を通じて感じ続けてきたことであり、読者と共有したいと願う感情なのではないだろうか。いちおし2018/05/27

keepfine

3
主要メディアの報道ではこぼれ落ちてしまう当事者の声を拾った素晴らしい一冊だった。当事者のなかにも揺らぎがあるし、数字には還元できない。被災地に現れる幽霊を卒論にした事例は、死者とともに生きることを我々に問いかける。「(悲しみを)乗り越える」という表現の軽薄さを突きつけられた。2022/02/20

nekomeys59

3
本書を読むまで、あの震災で勝手に持っていた印象を塗り替えてくれる。被災地には、  読者と変わらず住む人々がいる。「わかりやすさ」では伝わらない事と「被災者」として一括りにされる人々の「個々の想い」と「語る言葉」があると本書で教えられた。当事者ではない者に、簡単には理解できないこともよく伝わる。2020/06/02

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