- ホーム
- > 和書
- > エンターテイメント
- > TV映画タレント・ミュージシャン
- > 映画関連本
出版社内容情報
ほとばしる、?き出しの魂
柳楽優弥×菅田将暉×小松菜奈×村上虹郎
新鋭 真利子哲也が生み出した、刺激的で挑発的な衝撃作
2016年5月21日(土)公開、映画『ディストラクション・ベイビーズ』オフィシャルブック
舞台は愛媛県松山市の小さな港町。造船所の二階でふたりきりで暮らす芦原泰良と弟の将太。喧嘩に明け暮れていた泰良は、ある日を境に姿を消す――若者の狂気と欲望を圧倒的な密度で描き切った映画『ディストラクション・ベイビーズ』。
狂気と表裏一体のピュアネスを湛えるアウトサイダー泰良を演じた柳楽優弥を筆頭に、菅田将暉、小松菜奈、村上虹郎と、いま最も熱い若手俳優陣が真利子監督のもとに集結した。キャストインタビュー、オール松山ロケの撮影現場写真、スタッフ証言録などを収録したオフィシャルブック。
わかる。ここに描かれている世界がわかる。しかし、もちろん、わからない。
──古川日出男(本文より)
【内容】
インタビュー
柳楽優弥・菅田将暉・小松菜奈・村上虹郎
真利子哲也(原案・脚本・監督)・向井秀徳(音楽)
寄稿
古川日出男(作家)・佐々木敦(批評家)・松崎健夫(映画評論家)
採録
シナリオ決定稿
内容説明
ほとばしる、剥き出しの魂。柳楽優弥×菅田将暉×小松菜奈×村上虹郎。新鋭、真利子哲也が生み出した、刺激的で挑発的な衝撃作。
目次
イントロダクション
ストーリー
インタビュー(柳楽優弥;菅田将暉;小松菜奈;村上虹郎;真利子哲也(原案・脚本・監督)
向井秀徳(音楽))
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
も ち@病気療養入院中のためオヤスミしています。
22
映画「ディストラクション・ベイビーズ」のオフィシャルブック。ネットニュースでこの作品の製作記事を見た時「柳楽優弥、バイオレンス映画の主役でセリフ5個」と書かれていて、正直、「また柳楽くんの主演映画がこけるな」と思ってしまった。公開してみれば噂が噂を呼んで連日の大入り満員。この本には映画がいかに緻密に作られているか詳細に書かれている。真利子哲也監督の作り出した世界の中で、柳楽優弥が指先で、瞳で演技をする。セリフは5個で充分だった。誰が欠けても作れない映画だったのがよく分かる。肌で感じる映画を久々に観た。2016/09/06
深夜
9
一昨夜、映画館にて本作を鑑賞。シナリオ決定稿が全文掲載されており、暴力の連鎖で見えてこなかった登場人物たちの心情が、行間から読み取ることができ、より作品の深みが増した。キャストやスタッフの、作品にかける思いも熱くたぎっていた。2016/07/17
ラッチ
1
わかりませ〜ん。というか、溺れるナイフ で菅田と小松のコンビ、出すぎじゃないかと心配です。まぁ、自分が心配するってことじゃないけどね^_^。2018/06/08
allisround
1
佐々木敦さんの寄稿「ディストラクションとは何か?」がいい。呆れ、笑い、恐ろしさ、どれにも当たらない存在への疑問、それゆえに惹かれるこころ。殴り殴られ続けることに自分の存在を注ぎ込む。暴力の純粋さ。2017/12/29
かものはし
0
パンフレットがない代わりに撮影風景、インタビュー、シナリオ等を100p程に纏めたオフィシャルブック。映画は2回鑑賞済み。約1時間半、過激な暴力のみで語られる物語。ここまで下衆な奴がいるのかと思わせる程の柳楽優弥と菅田将暉の狂気に満ちた怪演に魅了された。菅田将暉のアドリブによって主人公の台詞が減ったみたいだが、喋らなくとも存在感がズッシリとあり、裕也が泰良のキャラを引き立てていて絶妙のバランス。解りやすいメッセージの訴えは無い。理不尽な暴力尽くし。考えるな、感じろ な作品。2016/06/10