出版社内容情報
脳梗塞の後遺症と認知症に苦しむ父を看取った家族が直面したのは、アメリカの過剰医療と看取りの残酷な現実だった……。「若き父の命を救ってくれた医療が、
なぜ最後には、父を苦しめることになったのか?」
脳梗塞の後遺症と認知症に苦しむ父を看取った家族が直面したのは、アメリカの過剰医療と看取りの残酷な現実だった……。
元大学教授で明晰だった父は、ある日、脳梗塞で倒れてしまう。
そして、その後の療養生活を通じて認知症を発症し、自分自身についての判断能力が失われてしまう。多大な介護負担を強いられた母、そしてそんな父母を手助けしようとする娘(著者)……。
その過程で著者が見たのは、アメリカの医療と医療機器メーカーの利権と、「穏やかな死」を妨げる、非人間的な過剰医療の姿だった。全米で話題沸騰、ジャーナリストの実の娘が綴るノンフィクション作品。
ケイティ・バトラー[ケイティ バトラー]
米国人ジャーナリスト、エッセイストで、仏教徒。1949年、南アフリカ共和国生まれ。「サンフランシスコ・クロニクル」紙の記者を12年務めたのち、フリーに転身、「マザージョーンズ」誌、「ヴォーグ」誌、「ニューヨークタイムズ」紙
など、数多くの紙誌に寄稿し、医療や介護、信仰、ベビーブーマーの生き方など、幅広いテーマで記事を執筆。
布施由紀子[フセユキコ]
翻訳家。大阪外国語大学英語学科卒業。
主な訳書に『1493世界を変えた大陸間の「交換」』(紀伊國屋書店)、『ブラッドランド ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実』(筑摩書房)などがある。
内容説明
「若き父の命を救ってくれた医療が、なぜ最後には、父を苦しめることになったのか?」脳梗塞の後遺症と認知症に苦しむ父を看取った家族が直面したのは、アメリカの過剰医療と看取りの残酷な現実だった…。全米で話題沸騰、ジャーナリストの実の娘が綴るノンフィクション作品。
目次
第1部 脳梗塞
第2章 ファストメディスン
第3部 試練
第4部 抵抗
第5部 受容
第6部 恩篭
第7部 光の中へ―穏やかな最期のために
著者等紹介
バトラー,ケイティ[バトラー,ケイティ] [Butler,Katy]
米国人ジャーナリスト、エッセイストで、仏教徒。1949年、南アフリカ共和国生まれ。「サンフランシスコ・クロニクル」紙の記者を12年務めたのち、フリーに転身、「ニューヨーカー」誌、「マザージョーンズ」誌、「ヴォーグ」誌、「ニューヨークタイムズ」紙、「ロサンゼルスタイムズ」紙など、数多くの紙誌に寄稿し、医療や介護、信仰、ベビーブーマーの生き方など、幅広いテーマで記事を執筆してきた。エッセイ“What Broke My Father’s Heart(父の心を傷つけたもの)”は、回顧録と調査報道を組み合わせた秀作と評価され、米国科学著述者協会の2011年度「社会における科学」賞、医療ジャーナリスト協会の2010年度優秀医療ジャーナリズム賞を受賞した
布施由紀子[フセユキコ]
翻訳家。大阪外国語大学英語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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