• ポイントキャンペーン

「ひらめき力」の育て方―だれも思いつかない、だからビッグビジネスになる

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 268p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750510019
  • NDC分類 507
  • Cコード C0033

内容説明

著者の発明した「手振れ補正技術」は、今やビデオカメラやデジタルカメラには欠かせない機能となった。この技術は著者らにより、1988年に世界で初めて製品化された。さらに、日・米・欧のデジタルテレビ放送規格の基幹技術であるデジタル放送技術、DVDやブルーレイディスクのダビング10に使われているBCA(バーストカッティングエリア)の発明など、登録特許は海外を含めて1000件を超え、多分野型の発明家として名を馳せる。社内で「発明塾」を開き、前途有為な若者の育成に力を注ぐ。

目次

1章 プロフェッショナル・アマチュアのすすめ―斬新な発想をする
2章 ひらめきはリンクである―異種をつなげると大きなアイデアになる
3章 ひらめきを形にする―製品化してはじめて成功と言える
4章 いい仕事にはかならず大きな壁が立ちはだかる―手振れ補正技術・完結編
5章 読もうと思えば5年先は読める―“交流”から斬新な発想が生まれる
6章 世界を相手にする発想術―デジタルテレビ放送の必須技術の発明

著者等紹介

大嶋光昭[オオシマミツアキ]
パナソニック(株)理事、本社R&D部門技監、工学博士。1974年、松下電器(株)入社。本社研究部門にて研究開発に従事。2005年、本社R&D部門技監。1983年、手振れ補正の基本技術を発明し、1988年、世界初の手振れ補正を搭載したビデオカメラを製品化。03年に全国発明表彰恩賜発明賞、04年に紫綬褒章を受章。1991年、デジタルテレビ放送方式の基本技術を発明し、日・米・欧のデジタルテレビ放送規格の基幹部に採用された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobinobi

1
筆者はパナソニックで数々の重要な特許をとった人。ひらめきとは自分の脳の中にある、ある知識と、その知識とまったく繋がりがない知識との間に、突然”リンク”が張られる現象である、と定義している。リンク力を高めるには、興味を持ち、「それはなぜか」を考える癖をつけることだと言う。中でも重要だと感じたのが、五感を使って情報(筆者はひらめきの種と言っている)をインプットすることと、偶然を大切にすることの2点。そして、前者の姿勢を持つことで、自然と偶然を見逃すことのないようになるのではないかと思った。2018/01/19

danskblomst

1
発明やアイデアなどとは無縁な仕事をしているが、ひらめき力を高めることで仕事の効率が上がったりするかもしれない。リンク力はひらめきだけじゃなく、思考力を鍛える上でも大切。2010/08/15

kenji0621

1
発明に必要なことは、素人の発想と関連が薄い分野同士のリンク力である・・が筆者の主張。著者は手ブレ補正などの世界標準規格を手がけた偉大な発明家であるが、専門家は視野が狭くなる傾向があり突飛な考えができない傾向がある一方で、素人は先入観を持たずその分野を見つめられるのでひらめきを生みやすいと言っている。あとは開発をしたい部分を絞って、その限られた領域において短期間で専門家になることで発明を形にしていったようだ。開発系の仕事をしている人にとっては読んで価値のある一冊である。2010/03/19

kinjiro

0
初老の方が自分の半生を振り返り綴った自分史という印象の本です。 (「大学を卒業した」、1974年に松下電器(株)に入社、という情報から、60歳を超えておられると勝手に推測しています。) 「手振れ補正」、「デジタルテレビ放送(規格化)」、「BCA(DVD規格化)、コピー防止(ダビング10)」など世に有名な発明の数々を手がけ、紫綬褒章まで受賞しておられます。 様々な困難を克服し、成功と失敗を繰り返してきた歴史を正直に振り返って、そのエピソードの中から発明のコツを教えてくれます。2013/03/14

ポン・ザ・フラグメント

0
どちらかといえば理系向きの本。この本ではヒラメキ=発明である。しかし「アレを発明したのは私です」と言われると何だか面映く感じるのは僕だけか。この著者ではないが、フロッピーディスクを発明したのは私だと言う人がいる。最初に聞いたときは「スゲエなあ」と思ったが、最近はFDそのものに滅多にお目にかからなくなってしまった。これは「流行」ではない。あきらかに「時代」が過ぎたのだ。しかし、発明家本人は健在で、都知事選に出たりしている。ヒトの方がモノより長生きするんだ――こんなことに無常を感じるのは馬鹿か。2013/01/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/325970
  • ご注意事項