- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 文化・民俗
- > 文化・民俗事情(日本)
出版社内容情報
人はなぜ、お守りをもつのか。怨霊を鎮める王朝人の儀式、邪気を祓うための風習、清少納言もおこなった物詣、疫病除けの浮世絵……。疫病の脅威から身を護る手だてとして誕生し、千年をこえる歴史のなかで日本人の精神を涵養してきたともいえるお守り。厄災への対処から、健康や繁栄、心願成就、将来への祈りまで。お守りという万華鏡をとおしてみえてくる、知られざる歴史と驚きのエピソード。
伝承や古典、史料などにみえる多彩な様相から起源と変遷をたどり、祈りと願いの文化を探る。
内容説明
怨霊を鎮める王朝人の儀式、邪気を祓う風習、清少納言もおこなった物詣、疫病除けの浮世絵…。知られざる歴史とエピソードから読み解く、祈りと願いの文化誌。
目次
1 お守りのルーツは疫病退散を願う呪符(日本初の疫病は天然痘だった;仏教伝来と天然痘の広まり ほか)
2 邪気から身体を護る術(屠蘇は邪気を祓う薬;邪気祓いの七種粥・小豆粥 ほか)
3 懸守で道中安全を祈る(観世音菩薩の現世利益を願う;藤原道綱母、夫の浮気に苦しみ物詣をする ほか)
4 進化するお守り(勇み肌を演出する胸守の登場;疱瘡除けの錦絵―疱瘡絵 ほか)
著者等紹介
鳥居本幸代[トリイモトユキヨ]
1953年生まれ。同志社女子大学家政学部卒業。京都女子大学大学院修了、家政学修士。神戸女子短期大学助教授・姫路短期大学助教授・姫路工業大学環境人間学部助教授・京都ノートルダム女子大学生活福祉文化学部教授を経て、京都ノートルダム女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
乱読家 護る会支持!
ぷりん
Go Extreme