内容説明
著者は住友銀行からゴールドマン・サックスへ、そして39歳で投資銀行を個人で設立。バンキング業務の理想を追ううちに考え出したのが、「究極の実力主義、終身雇用、顧客第一」をミックスした独特の会社。本書はNYだからこそ誕生しえたワールドワイドで先端的な、ベンチャー支援ビジネスの仕事のスタイルから哲学までを熱く書き下ろしたものである。
目次
第1部 モスキート投資銀行(活き活きと働ける街で;実力主義だから終身雇用;アメリカを仕事先に選んだ理由)
第2部 大いなる自由の獲得(実績作り;リストラの真意;IT革命は個人から始まる)
第3部 民主主義と開放社会(繁栄の条件;東京の寺子屋)
第4部 世界はチャンスに満ちている(起業家の世界;モスキートはどこへ行く)
著者等紹介
神谷秀樹[ミタニヒデキ]
1953年、東京生まれ。59年、父親の転勤でタイ・バンコクに。62年、東京・千代田区の小学校に転校。75年、早稲田大学第一政治経済学科卒業。同年、住友銀行入行。ブラジル研修を経て、国際投融資部と国際企画部で仕事をする。84年、ゴールドマン・サックスに転職。92年、ミタニ&カンパニー(その後、ロバーツ・ミタニに)を創業。日本人一個人が設立し、初めて米国証券取引委員会に登録された投資銀行である。現在、ベンチャー支援で世界を駆け巡る。フランス国立ポンゼショセ大学国際経営大学院でコーポレート・リストラクチャリングを講義。『文芸春秋』など各紙誌で経済問題などを論じている
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