目次
第1章 模倣すべき「過去」―南アフリカ・ナタール植民地における武装蜂起と人種隔離政策の形成
第2章 南アフリカにおけるアメリカ南部黒人教育の受容
第3章 キリー・キャンベルの収集活動から見る歴史意識の変容―南アフリカにおけるアーカイブズ構築の一事例
第4章 ズールー・ナショナリズムにおける「曖昧さ」の縮減―一九三〇年代・四〇年代のズールー語教科書出版における白人行政官と保守的ズールー知識人の協調
第5章 「部族」の歴史を書く―アフリカ人学生・教員の歴史エッセイと白人審査官
第6章 時間を遡行する―ジョン・デュベの行儀作法書における「文明」と「伝統」
第7章 部族と普遍の間―Z・K・マシューズの原住民法研究から見る南アフリカ市民権要求の論理
著者等紹介
上林朋広[カンバヤシトモヒロ]
一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。一橋大学大学院社会学研究科特任講師、日本学術振興会特別研究員CPDを経て、現在甲南大学文学部講師。専門は、南アフリカ近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。