内容説明
ここでもまた、コミュ力ですか?何らかのマイノリティ属性をもつ人は、生存に必要な情報を得るために当事者コミュニティへのアクセスがほぼ必須であり、コミュニケーション能力によってさまざまな差が生じている。マイノリティがつながることを半ば強いられている状況のなか、マイノリティは“つながらなければならない”のかを、根本から問い直す。本田秀夫さん(精神科医)、飯野由里子さん(東京大学特任教員)、相羽大輔さん(愛知教育大学准教授)へのインタビューを収録。
目次
第1部 問題提起編(当事者コミュニティに参加できない/したくない理由;当事者コミュニティの功罪;マイノリティの「つながりたくない」も尊重してほしい;マイノリティの運動を振り返る;番外編 私が「つながらない権利」を求めるまで―読書の旅を巡る)
第2部 対話編(「障害の社会モデル」の観点から考える、マイノリティの「つながらない権利」―飯野由里子さんインタビュー;発達障害の診察、研究の現場から考える、マイノリティの「つながらない権利」―本田秀夫さんインタビュー;障害開示や特別支援教育の視点から、マイノリティの「つながらない権利」を捉え直す―相羽大輔さんインタビュー)
第3部 解決編(当事者運動は社会に開かれなくてはならない;オンライン空間が鍵を握っている;マイノリティのための運営や資金のあり方;マイノリティとテクノロジーの距離は揺らぐ)
著者等紹介
雁屋優[カリヤユウ]
フリーランスの文筆業/日本アルビニズムネットワーク(JAN)スタッフ。1995年生まれ。茨城大学理学部卒業。北海道大学CoSTEP(科学技術コミュニケーター養成プログラム)2023年度修了。アルビノ(眼皮膚白皮症)、自閉スペクトラム症(ASD)、うつ病とともにある病者で、アロマンティック/アセクシュアルのセクシュアルマイノリティ。医療・科学・社会課題に関する記事を主に執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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