内容説明
肌の色や宗教の違いに優劣をつけて、区別を差別化してはならない。知は人びとを排斥するのではなく、結びつける力でなくてはならない。アメリカの刑務所で教えた日本人講師の「幻の名著」、25年の時を経て増補版刊行。
目次
1部 受刑者たちの声―エッセイ篇―(アルコール中毒者のいる部屋;究極の答え;鏡 ほか)
2部 受刑者たちの声―詩篇―(ささやかなもてなし―面会室で紙の蛙を折る;ブリタニー―わが孫娘;父さん ほか)
3部 オハイオの刑務所で教えて(「病むアメリカ」の刑務所;「プリズン大学」の教室から;オハイオ州立刑務所の受刑者と日本―日米関係の一断章―;アメリカ社会を映す鏡―ダニエル・キイス『クローディアの告白』を手がかりに)
著者等紹介
古川哲史[フルカワテツシ]
1964年神戸市生まれ。広島大学総合科学部卒業。ケニアやアメリカなどでも学ぶ。元・オハイオ大学講師、オハイオ州立刑務所講師。現在、大谷大学文学部・歴史学科(世界史コース)教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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