出版社内容情報
三十九歳にしてピッチ内外で存在感を示し続ける中村俊輔が日本代表、海外経験、三十代からのアスリートとしての想いを綴った決定版。
内容説明
挫折・経験・決断・発見―中村俊輔のサッカー人生のすべてが詰まった決定版!
目次
プロローグ 経験に無駄なものなど一つもない
1 海外で学んだこと
2 日本代表で学んだこと
3 「フリーキックとトップ下」論
4 Jリーグで学んだこと
エピローグ 40歳の発見 まだまだ新しい自分に出会える
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chika
20
理想のファンタジスタとなるために、ひたむきにサッカーに向き合う生き様は、空海の域に達してると思う。挫折からの再生、超ポジティブな思考等大変参考になる良書です。(^.^)2023/02/18
よっしー
13
サッカーを観る切っ掛けになった一番の選手。発売してすぐに買って、今まで温めてました。海外の選手はあまり分からないものの、知ってる国、選手が出てくると嬉しくなりました。そして、中村選手がどんなことを考えながらプレーしてきたのか、そして日々上を目指して努力していく姿勢。プロとしてあるべき姿を教えて貰ったように思いました。2020/04/20
yuya
10
子供の頃からのアイドルの中村俊輔が海外、日本代表、Jリーグで学んだことを章ごとに様々なテーマに沿って綴っている本書では、彼のサッカーに対する考えがふんだんに盛り込まれていて非常に興味深い。常に上手くなりたいという向上心、上手くなるための努力などが感じられた。今シーズンは怪我がちだが、まだまだ第一線で頑張ってほしい。2018/08/15
mkt
8
経験に無駄なものなどない/マッツァーリ監督(レッジーナ):選手一人を呼んで話をするときは他の選手の見えないところで声をかける。強要はせずに、選手の個性を大事にする/ストラカン監督(セルティック時代):名選手あがりは、選手に対して罵声を浴びせない。楽しんでこいと送り出す。マンネリ化しない工夫。サブの人のメンタルを考える。気配り/ポチェッティーノ(エスパニョール):レギュラー全員に一人ずつ声をかけていた/名波(ジュビロ):選手の自主性を尊重。選手に道を作らせる/ 20221028読了 267P 39分2022/10/28
jiangkou
8
ジュビロ移籍後の中村が主に南アW杯後を振り返ったコラム集。マリノスからの移籍がかつての強豪ジュビロ復活ではなく自身が得た経験を伝えて道を作っていくという目的だったことなどがうかがえる。印象に残ったのは欧州から帰った後も失意のままではなく、常にCLなどをみて参考にしていたこと。トップ下にあくまで拘りながらもチームのために何ができるかを考えるさまがまんまサッカー少年。同じチームにいればプレイ以外で得るものは大きいだろう。こういう選手がサッカー界に残るようになると日本は成長するだろう。2018/07/30