目次
北タイ王国の面影(サイの血;緑蓮(ブアキアオ)
湿った冷たい手
魚に餌をやる
ネズミ人間 ほか)
解説 英国人領事官が見た民衆・社会・文化(タイ、シャム、ラオ、シャン;ラーンナー王国;交通;二つの仏教;チェンダオ洞窟寺院 ほか)
著者等紹介
ウッド,W.A.R.[ウッド,W.A.R.] [Wood,W.A.R.]
1878年英国生まれ。ベルギー、スイス、ドイツに滞在し多言語を習得。1895年に英国のアジア通訳生試験に合格。18歳でタイ王国バンコクへ派遣され、2年後に英国公使館員となる。主に司法に携わり、1903年から05年までバンコク裁判所事務官として勤務。その後、北部のナン領事館副領事に就任。領事館閉鎖で1906年にチェンラーイへ配置転換。ここで北タイ人のブーン嬢と結婚。1908年南部のソンクラー領事館副領事に任命され、国際裁判所裁判長も兼務。1911年から北部へ戻り、ラムパーン領事館を経て1913年からチェンマイ領事館勤務。1919年に英国政府からC.I.Eを、1935年にはC.M.Gを授与。1970年にチェンマイで死去(享年91)
吉松久美子[ヨシマツクミコ]
やまもとくみこ。1954年生まれ。東京外国語大学地域研究科(学術)博士。文化人類学専攻。大東文化大学退職後、慶応大学、東京大学、青山学院大学大学院等で非常勤講師。2023年定年退職。主著に『移動するカレン族の民族誌』(東京外国語大学出版会2016)、やまもとくみこの筆名で「“私”の存在」(1985年潮出版社第4回潮賞受賞)、『中国人ムスリムの末裔たち』(第10回小学館ノンフィクション大賞優秀作2004)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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