目次
1 ラダックの概観
2 歴史
3 農耕と生態
4 果樹栽培
5 上手/下手ラダック、ザンスカールにおける移牧
6 チャンタン高原における遊牧
7 交易経済
8 社会と協力
9 食文化
10 儀礼
11 仏教とシャマニズム
12 政治と帰属性
著者等紹介
煎本孝[イリモトタカシ]
北海道大学名誉教授。東京大学大学院理学系研究科博士課程単位取得退学。Ph.D.(サイモン・フレーザー大学)。専門は人類学、自然誌、地域研究
山田孝子[ヤマダタカコ]
京都大学名誉教授。京都大学大学院理学研究科博士課程単位取得退学。理学博士(京都大学)。専門は人類学、宗教人類学的・民族誌的研究、シャマニズム研究、比較文化学、地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とよぽん
50
ラダックって、どこの国? と最初に思った。インド北部の、厳しい自然環境に暮らす人々・・・かつては王国だったと。カシミール地方独特の文化や風習を受け継いでいる。観光地としても大きな魅力をもつようだ。これまで一妻多夫制だったのが、一夫一婦制になってきたとのことに驚いた。本文中の写真がモノクロばかりだったのが少し残念。でも、ラダックに関する A to Z というべき大著だ。長年にわたり調査された、2人の人類学者に敬意を感じた。2023/11/26
takao
2
ヒマラヤ山脈西部に位置する2024/12/05
土偶
2
ラダックって場所どこだっけ?ダライラマのいるダラムサラよりさらに北。3つの国の国境のせめぎ合いの場所にある。 さまざまなテーマに沿った執筆だが、中でも家畜のヤクや牛の育種、雑種名のバラエティの広さ…。日本語ならヤクとせいぜい牛ぐらいなもんだが、この2種を掛け合わせるとゾーやゾモという種類になり、さらにゾモとヤクを掛け合わせるとガルやガルモになり、さらにガルモとヤクを掛け合わせるとギルやギルモになる(続) この説明読んでるだけで民話を読んでる気分になる。2024/10/28
源次/びめいだー
2
2023年9月発行の本。ラダックについて理解を深めることができました。2024/10/06