内容説明
他者に共感し、互いに助け合い、弱者を差別しない大人に育てる。遊びのなかで全身・全精神をフルに発揮して自分自身を成長させる子どもたちとそれを支える大人。先進的な実践現場のそのような姿を長年にわたる調査から丹念に描き出し、社会的関係のなかで感性、知性、自主性、好奇心を一体として育む教育環境をいかに創るかを考える。
目次
第1章 イタリアの乳幼児教育の歴史と制度
第2章 ピストイア市の乳幼児教育の発展と制度
第3章 ピストイアの乳幼児教育の基本的な考え方
第4章 幼児学校、保育園の一日の生活
第5章 園・学校の環境づくり
第6章 教育の素材にするもの
第7章 教育活動のかたち
第8章 共同生活のなかの子ども
第9章 いろいろな教育プロジェクト
第10章 家族・市民・学校
第11章 多様な子どもと家族
第12章 教育職員の働き方
第13章 アレア・バンビーニ
著者等紹介
星三和子[ホシミワコ]
東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。十文字学園女子大学名誉教授、名古屋芸術大学名誉教授。専門は、発達心理学、保育の国際比較(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。