入管問題とは何か―終わらない“密室の人権侵害”

個数:

入管問題とは何か―終わらない“密室の人権侵害”

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月20日 13時45分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 297p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750354484
  • NDC分類 329.94
  • Cコード C0036

出版社内容情報

日本には、正規の滞在が認められない外国人を収容する入管収容施設がある。収容の可否に司法は関与せず、無期限収容も追放も可能な場所だ。差別と暴力が支配するこの施設は、私たちの社会の一部である。「不法な外国人」に対する眼差しにも迫る、果敢な試み。

目次
 はじめに[鈴木江理子]

第1章 入管収容施設とは何か――「追放」のための暴力装置[鈴木江理子]
 1 追いつめられる被収容者
 2 追いつめられる仮放免者
 3 追いつめられる外国人
 Column 1 ウィシュマさん国家賠償請求事件[空野佳弘]

第2章 いつ、誰によって入管はできたのか――体制の成立をめぐって[朴沙羅]
 1 はじめに
 2 敗戦と非正規な人と物資の移動――引揚げと「密航」・「密貿易」
 3 外国人登録令の公布とエスニック・マイノリティの外国人化
 4 冷戦と民族差別――入管体制の成立
 5 「入管体制」への疑問
 6 おわりに
 Column 2 大村入国者収容所における朝鮮人の収容[挽地康彦]

第3章 入管で何が起きてきたのか――密室を暴く市民活動[高橋徹]
 1 はじめに
 2 入管収容問題と出会う
 3 入管問題調査会の発足
 4 被収容者の母国をたずねる
 5 信じがたい蛮行の数々
 6 強制収容される子どもたち
 7 解決への糸口
 8 おわりに
 Column 3 入管収容で奪われた「もの」[井上晴子]

第4章 支援者としていかに向き合ってきたか――始まりは偶然から[周香織]
 1 難民問題との出会い
 2 クルド人難民家族とイラン人難民との出会い
 3 クルド人難民Mさんとその家族
 4 深刻化する入管の長期収容問題と「入管法改正案」
 Column 4 弱くしなやかなつながりのなかで[安藤真起子]

第5章 誰がどのように苦しんでいるのか――人間像をめぐって[木村友祐]
 1 晴佳さんとサイさん、その子どもたち
 2 トルコ国籍のクルド人チェリクさん
 Column 5 被収容者の経験[アフシン]

第6章 どうすれば現状を変えられるのか――司法によるアプローチを中心に[児玉晃一]
 1 収容制度について
 2 「収容に代わる監理措置」
 3 収容施設及び処遇
 4 仮放免中の処遇
 5 改善へのアプローチ

 あとがきにかえて[児玉晃一]
 入管収容をめぐる年表

著者略歴
著・文・その他 編集:鈴木 江理子

国士舘大学文学部教授。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。NPO法人移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)共同代表理事、認定NPO法人多文化共生センター東京理事等を兼任。移民政策や人口政策、労働政策を研究するかたわら、外国人支援の現場でも活動。主著に『日本で働く非正規滞在者――彼らは「好ましくない外国人労働者」なのか?』(明石書店、平成21年度冲永賞)、『非正規滞在者と在留特別許可――移住者たちの過去・現在・未来』(共編著、日本評論社)、『東日本大震災と外国人移住者たち』(編著、明石書店)、『新版 外国人労働者受け入れを問う』(共著、岩波書店)、『アンダーコロナの移民たち――日本社会の脆弱性があらわれた場所』(編著、明石書店)など。

著・文・その他 編集:児玉 晃一

弁護士。全件収容主義と闘う弁護士の会「ハマースミスの誓い」代表。入管問題調査会代表。移民政策学会常任理事。元日本弁護士連合会理事。東京弁護士会外国人の権利に関する委員会委員長、関東弁護士会連合会外国人の人権救済委員会委員長を歴任。主著に『難民判例集』『コンメンタール出入国管理及び難民認定法2012』(編著、現代人文社)、『外国人刑事弁護マニュアル」(共著、現代人文社)。論文に「『全件収容主義』は誤りである」(大橋毅弁護士と共著。『移民政策研究』創刊号)、「恣意的拘禁と入管収容」(『法学セミナー』2020年2月号)など。2021年4月21日には、衆議院法務委員会に参考人として出席し、入管法改定案反対の立場から意見を述べた。その他の経緯について詳しくは「あとがきにかえて」を参照。

内容説明

日本には、正規滞在が認められない外国人を収容する入管収容施設がある。収容の可否に司法は関与せず、無期限収容も追放も可能な場所だ。差別と暴力が支配するこの施設は、私たちの社会の一部である。「不法な外国人」への眼差しそのものに迫る、果敢な試み。

目次

第1章 入管収容施設とは何か―「追放」のための暴力装置
第2章 いつ、誰によって入管はできたのか―体制の成立をめぐって
第3章 入管で何が起きてきたのか―密室を暴く市民活動
第4章 支援者としていかに向き合ってきたか―始まりは偶然から
第5章 誰がどのように苦しんでいるのか―人間像をめぐって
第6章 どうすれば現状を変えられるのか―司法によるアプローチを中心に

著者等紹介

鈴木江理子[スズキエリコ]
国士舘大学文学部教授。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。NPO法人移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)共同代表理事、認定NPO法人多文化共生センター東京理事等を兼任。移民政策や人口政策、労働政策を研究するかたわら、外国人支援の現場でも活動。主著に『日本で働く非正規滞在者―彼らは「好ましくない外国人労働者」なのか?』(明石書店、平成21年度冲永賞)など

児玉晃一[コダマコウイチ]
弁護士。全件収容主義と闘う弁護士の会「ハマースミスの誓い」代表。入管問題調査会代表。移民政策学会常任理事。元日本弁護士連合会理事。東京弁護士会外国人の権利に関する委員会委員長、関東弁護士会連合会外国人の人権救済委員会委員長を歴任。2021年4月21日には、衆議院法務委員会に参考人として出席し、入管法改定案反対の立場から意見を述べた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品