出版社内容情報
急速に発展しているAI(人工知能)は,今後数十年以内に人間の知能を超えると予測されています。また,脳に埋め込むマイクロチップの開発も行われており,将来,AIによる脳の強化,すなわちAIとの融合が実現するかもしれません。
本書は「機械は意識をもつことができるのか」というテーマのもと,「意識をもったAIに人類が支配される危険性」や「AIで脳を強化された人間の心はどうなるのか」といった問題を哲学的に考察していきます。もはやSFの世界ではない,AI時代に考えておくべき,新たな「心の哲学」。
内容説明
急速に発展しているAI(人工知能)は、今後数十年以内に人間の知能を超えると予測されています。また、脳に埋め込むマイクロチップの開発も行われており、将来、AIによる脳の強化、すなわちAIとの融合が実現するかもしれません。本書は「機械は意識をもつことができるのか」というテーマのもと、「意識をもったAIに人類が支配される危険性」や「AIで脳を強化された人間の心はどうなるのか」といった問題を哲学的に考察していきます。もはやSFの世界ではない、AI時代に考えておくべき、新たな「心の哲学」。
目次
第1章 AIの時代
第2章 AIの意識の問題
第3章 意識のエンジニアリング
第4章 AIゾンビの見つけ方:機械の意識をテストする
第5章 AIと融合できるか?
第6章 マインド・スキャンを受ける
第7章 シンギュラリティであふれる宇宙
第8章 心はソフトウェア・プログラムなのか?
終章 脳の「アフターライフ」
著者等紹介
シュナイダー,スーザン[シュナイダー,スーザン] [Schneider,Susan]
アメリカの哲学者、人工知能の専門家。NASAのプロジェクトに従事し、アメリカ議会図書館で特別研究職を務めたのち、フロリダ・アトランティック大学「未来の心センター」の初代所長となる
小山虎[コヤマトラ]
山口大学時間学研究所准教授。専門は分析哲学、ロボット哲学。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。慶應義塾大学、米国ラトガース大学、大阪大学基礎工学研究科等を経て現職
永盛鷹司[ナガモリヨウジ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。