内容説明
フーコー、マルクス、ハイエクから対労組マニュアル、企業CM、経営理論まで、ネオリベラリズムの権力関係とその侵食の歴史をあざやかに描き出し、現代の社会構造をえぐり出す。
目次
第1部 言うことを聞かない労働者たち
第2部 マネジメント革命
第3部 自由企業への攻撃
第4部 異議申立者たちの世界
第5部 新たな規制
第6部 統治不能社会
著者等紹介
シャマユー,グレゴワール[シャマユー,グレゴワール] [Chamayou,Gr´egoire]
1976年、ルルド生まれ。バシュラール、カンギレム、フーコーというフランス認識論者の系譜に連なる科学技術の思想史家。高等師範学校フォントゥネ・サン・クルー校を卒業。リヨン、エコール・ノルマル・シュペリウールCERPHI(修辞・哲学・思想史研究所)に哲学研究員として所属。現在はパリ大学ナンテール校ほかで講義を担当。ラ・デクーヴェルト社の叢書「ゾーン」編集長も務める
信友建志[ノブトモケンジ]
2004年京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。現在、鹿児島大学医歯学総合研究科准教授。専門は思想史、精神分析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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