出版社内容情報
すべての韓国人は、檀君の子孫であるという檀君思想を教義の中心にすえる大?教は、どのように成立したか。独立運動家で大?教創始者の羅喆と日本の知識人・政治家との交流を横軸に、朝鮮独立運動との関わりを縦軸に描き出す、現在に続く韓国保守思想誕生の軌跡をたどる。
目次
はじめに 大〓教とはどのような宗教か
本書の課題と論点
第1部 檀君教重光前における羅〓の活動(朝鮮開花派官僚の日本亡命;旧韓末における羅〓の訪日活動)
第2部 檀君教重光後における羅〓の活動(檀君教の重光と白峯集団;教名改称と羅〓の自決;羅〓時代に編纂された教典・教書類)
朝鮮宗教史における大〓教の位相
著者等紹介
佐々充昭[サッサミツアキ]
1964年愛知県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業後、大韓民国教育部奨学生として韓国へ渡る。ソウル大学校大学院宗教学科修士課程と博士課程を修了し、2003年に博士学位を取得。現在、立命館大学文学部教授。専門は宗教学、朝鮮近代史、東アジア宗教思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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