疫病の世界史〈上〉―黒死病・ナポレオン戦争・顕微鏡

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疫病の世界史〈上〉―黒死病・ナポレオン戦争・顕微鏡

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  • サイズ 46判/ページ数 381p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750352671
  • NDC分類 209
  • Cコード C0020

内容説明

疫病は人間社会の実像を映し出す鏡だ。それは個々の生を揺るがし、宗教への懐疑や哲学の刷新を促してきた。上巻ではペスト、天然痘、コレラなどの流行の実態と、ある「英雄」の見込み違いが招いた惨事、そして細菌の発見がもたらした劇的な転機を描く。

目次

はじめに
体液理論による医学―ヒポクラテスとガレノスの遺産
ペスト、三度のパンデミック―五四一年~一九五〇年ごろ
ペストという病気
ペストへの対応
エドワード・ジェンナー以前の天然痘
天然痘の歴史への影響
戦争と疾病1―ナポレオンと黄熱とハイチ革命
戦争と疾病2―一八一二年のロシア、ナポレオンと赤痢と発疹チフス
パリ臨床学派
衛生改革運動
細菌病原説
コレラ

著者等紹介

スノーデン,フランク・M.[スノーデン,フランクM.] [Snowden,Frank M.]
イェール大学歴史・医学史名誉教授。1975年にオックスフォード大学で博士号を取得。専門はイタリア史、ヨーロッパ社会・政治史、医学史。著書にThe Fascist Revolution in Tuscany,1919‐1922(1989)、Naples in the Time of Cholera,1884‐1911(1995)など。とくに2006年の著作The Conquest of Malaria:Italy,1900‐1962は高い評価を得て、イェール大学マクミラン国際地域研究センターからグスタフ・ラニス賞を、アメリカ歴史学会からヘレン&ハワード・R・マッラーロ賞を、アメリカ医学史学会からウェルチ・メダルを贈られた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

110
人類の歴史は疫病との戦いの連続だった。ペストや天然痘で多大な犠牲を払って、ようやく医療と公衆衛生という武器が手に入った。しかし今度はその武器の使い方がわからなかったり、ナポレオンのように政治や戦争を優先したため死者は増える一方だった。これに人口集中と格差拡大が加わって疫病が貧困層を直撃したが、科学者の奮闘と技術の発展でワクチン開発など希望が見えてきた。しかし今度は科学の正しさを理解できない大衆が救いの手を拒むなど、人と人との戦いに変質していく。救いようのない愚かさもまた、人にとり憑いた疫病なのか。(続く)2022/03/10

やいっち

97
パスツゥールやコッホ、リスター等に絡む本や微生物の狩人等を改めて纏めて学習し直しているような。研究者らのドラマ満載。面白い。フランス革命やナポレオンについての記述が興味深い。フランス革命はフランス本土だけで起きていたんじゃない、植民地での黒人などの有色人種らの奴隷制からの解放運動でもあった(こんなことは教科書には書いてない)。が、ロベスピエールらが粛清され、ナポレオンの反動政治が始まる。彼には植民地の利権が必須だった。奴隷制は断固死守。彼らの勝利は明らかだった…………2022/01/09

ブラックジャケット

15
コロナウィルスのパンデミックを経験すると、否が応でも過去の疫病の歴史が気になる。かっこうのタイミングで上下巻の大著が発表され、手に取る。専門家の著述だが、思いの外読みやすい。ヒポクラテスの世界観から、中世のペスト大流行へ。世界の経済成長が人流を活性化させ、感染のターミナルとなる都市を生み出す。戦争も大感染源となり、ナポレオンは感染病で敗れ去る。顕微鏡が発明され、パストゥールやコッホがついに病原体となる細菌を特定した。天然痘のワクチンが開発され、人類は感染症に武器を持つ。ナポリのコレラ感染は地獄。下巻へ。 2022/02/03

TI

7
この手の本によくある病気とそれについてだれが治療したかなどの話より病気が社会に与えた影響などについて書いてある。特にフランスのハイチでの戦いやロシア遠征について戦いよりも病気に負けたといった感じでの話が多い。なかなか新鮮であった。2025/04/28

ゼロ投資大学

5
新型コロナウイルスの発生により、これまでに起こった疫病に改めて注目が集まっている。ペストをはじめとした歴史上の大きな転換点となった疫病を深掘りして解説している。公衆衛生の概念が出来てきてから感染症が広まる土壌は大きく改善したように思う。2022/05/15

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