出版社内容情報
「色即是空」,誰もが一度は耳にし口にしたことのある「般若心経」の全てを,寂聴師が分かりやすくかみくだいて説き明し,この世を生きる私たちの心の拠り所をやさしく語りかける。ロングセラーの新装版
目次
仏教とは―お釈迦さまの教え
観自在菩薩―慈悲の観世音
五蘊は空なり―宇宙の生命を信ずる
色即是空―苦しみからの解放
諸法は空相なり―因、縁、果
無明―十二縁起の悟り
苦集滅道―四つの真理、四諦と八正道
心に〓礙なし―自由自在な心
三世諸仏―時間も空間も超えて
呪―真言は仏の真実の言葉
羯諦羯諦―宇宙の生命によびかけるマントラ
著者等紹介
瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒業。63年「夏の終り」で女流文学賞受賞。73年、中尊寺にて得度。92年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、96年『白道』で芸術選奨文部大臣賞、2001年『場所』で野間文芸賞、11年『風景』で泉鏡花文学賞を受賞。06年に文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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RK59320
1
般若心経のエッセンスに対して、不倫、浮気、亭主への愚痴等、特に女性が興味をそそられる(であろう)愛別離苦の具体例を上手く使って説明している。私にとっては不倫、浮気はドラマの世界なので実感はないけども、これまで読んできた般若心経本(3冊)の中では最も納得感が高かった。 くよくよした時の心構え、節目節目で懺悔する事、自分を信じる事についての三つの教えは般若心経実践編として常に意識して生活したい。2022/02/10
A24
0
何百年も般若心経が親しまれてきた 理由がわかる気がします。 生きるを考える事は宗教をこえて普遍的な ものなんだなと思います。 寂聴さんの話は、年齢問わず響きますよ〜 きっとまた読み返す日が来ます。 2021/02/01