ヒューマンライブラリーへの招待―生きた「本」の語りがココロのバリアを溶かす

坪井 健【著】

明石書店（2020/12発売）

• サイズ A5判／ページ数 224p／高さ 22cm
• 商品コード 9784750351377
• NDC分類 361.4
• Cコード C0036

目次

序章　人間図書館！？―ヒューマンライブラリーってなに？
第１章　ヒューマンライブラリーを開こう
第２章　「本」からの贈り物
第３章　ヒューマンライブラリーにどんな効果があるか
第４章　ヒューマンライブラリーのいろいろ
第５章　ヒューマンライブラリー体験―アンケート結果と体験記
第６章　日本のヒューマンライブラリーの現状

著者等紹介

坪井健［ツボイツヨシ］
１９４７年岡山市生まれ、駒澤大学名誉教授。専門は社会学・社会心理学。日本ヒューマンライブラリー学会理事長、一般社団法人東京ヒューマンライブラリー協会代表理事（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[nranjen]

図書館本。なるほど。マイノリティーである人が「語る」ことによって、それを聞くことのできる場、いわば読む場を設けることなのだと捉えた。マジョリティー側の気づきを促すことが目的であり、あえてカテゴライズした人を、語りを通して「個」であることが伝えられることによって、同じ人間だという認識を持つことによってカテゴリー自体の捉え直し、見直しをはかる試みなのだ。本と同じく、自分以外の他人の世界を理解していける場として、この語りの場は有効なのであろう。

2021/04/29