東方選書<br> 歴史と文学のはざまで―唐代伝奇の実像を求めて

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東方選書
歴史と文学のはざまで―唐代伝奇の実像を求めて

  • 高橋 文治【著】
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  • 東方書店(2023/11/01発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784497223166
  • NDC分類 923.4
  • Cコード C0398

内容説明

今日のわれわれは中国の幻想奇譚をフィクションとして読みがちである。だが、それらはもともと“事実の記録”として書かれ、伝統中国に生きた読者たちもそれを“事実の記録”として読んだ。唐代の知識人は“楽園”にどんな理想を込めたのか。“陰間”からいっとき戻った妻の語りから見える結婚とはいかなるものか。狐や物の怪にできなくなったことからは武人の出世と文人の不遇が透けて見える。神秘や怪異を語っているようで、じつは当時の社会や風俗を記した実録なのである。当時の視点で“唐代伝奇”を読むとなにが見えてくるのか。中国の幻想奇譚をより深く楽しむための読み方指南。

目次

序章 “異記”“雑伝”と“実録”
第1章 君臣たちの楽園
第2章 死んだ妻が語るには
第3章 妻の実家と夫の処世
第4章 柏林の奥にひそむもの
終章 「人虎伝」の系譜が語ること

著者等紹介

高橋文治[タカハシブンジ]
1953年、佐賀県生まれ。京都大学、同大学院で中国語学中国文学を専攻し、追手門学院大学文学部や大阪大学大学院文学研究科等で中国文学を講じた。現在、大阪大学名誉教授。中国文明論の構築を遠い目標にして、華北で生まれた隋・唐・宋・金・元期の戯曲小説等文学資料を、主に社会史的な観点から読んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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さとうしん

16
序章で中国では古来文字による記録は〈実録〉として読まれ、『桃花源記』などもフィクションとして読まれなかったというようなことが述べられているのだが、それではそういうものを書く層は他人の手による文字記録を物語として読まなかったのだろうか?序章での議論は大いに疑問である。本編で訳出される唐人伝奇にも「たんなる怪異譚と馬鹿にできようか」という一文があるが、これは伝奇を「たんなる怪異譚と馬鹿」にする立場も一定程度存在したことを示すのではないだろうか?2023/11/03

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