目次
第1部 中国における諸問題の法的構成(中国における外国人の教育を受ける権利―日中の公開教育に着眼して;中国で日本企業が経験した製造物責任法に関する理不尽な裁判;中国の少数民族刑事政策「両少一寛」の運用と効果に関する考察;中国における人権問題の2015年頃の動向―刑事拘束に着眼して;中国にとって租税とは何か―乱収費問題を素材として)
第2部 中国における人間の行動の形成と法(中国における郵便事故―郵便関連法規の日中比較論;中国における信号無視―日中の道路の法社会学)
第3部 ルポルタージュの中の中国と法(中国における劇場的法システムという試論―加藤隆則著『中国社会の見えない掟』に描かれた張暁麗事件を素材にして;女性差別問題に見る中国の選択性執法―福島香織著『潜入ルポ 中国の女』に描かれたエイズ村のインタビューを素材にして)
著者等紹介
高橋孝治[タカハシコウジ]
1984年東京都生まれ。2007年日本文化大学法学部法学科卒業(学士(法学))。在学中、上海外国語大学に語学留学。2009年法政大学専門職大学院イノベーションマネジメント研究科アカウンティング専攻修了(会計修士(専門職・MBA))。2011年大学評価・学位授与機構より「学士(学芸)」取得(科学技術研究・数理思想史専攻)。都内社会保険労務士事務所に勤務するも、中国法研究を志し、勤務の傍ら2012年放送大学大学院文化科学研究科社会経営科学プログラム修了(修士(学術)研究領域:中国法)。のちに退職・渡中し、2017年中国政法大学刑事司法学院博士課程修了(法学博士)。博士課程在学中、立命館大学、九州産業大学などで特別講義を担当。台湾勤務を経て、現在、立教大学アジア地域研究所特任研究員、明治大学島嶼文化研究所客員研究員、韓国・檀国大学校日本研究所海外研究諮問委員。専門は、比較法(中国法・台湾法)、中国社会を素材にした法社会学。行政書士有資格者、特定社会保険労務士有資格者、法律諮詢師(中国の国家資格「法律コンサル士」。初の外国人合格)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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