目次
第1章 信仰の原点
第2章 信仰箇条
第3章 精神生活論
第4章 倫理道徳論
第5章 信仰体験論
第6章 信仰論争の系譜
著者等紹介
水谷周[ミズタニマコト]
京都大学文学部卒業、カイロ大学、ロンドン大学を経て、博士(中東史、ユタ大学)、イマーム大学東京分校学術顧問、日本ムスリム協会理事、現代イスラーム研究センター理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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amanon
3
ある程度の予備知識があるのが前提ではあるが、平明な内容で分かりやすい記述ではあるが、なぜか上滑りな知識しか頭に入ってこないという印象が拭えない。これまでそれなりにイスラム関係の本を読んできたのだが、今回もやはり結局生半可な知識を得ただけに止まってしまった。ただ、本書を読んで、これまでイスラム関係の本を読んで、中途半端な理解しか得られなかったのは、結局実際にイスラム文化に触れる機会がないからということが大きな要因ではないか?ということに気づかされた。後、カタカナ表記のイスラム語にも未だになじめない…2016/10/24
漬物石頭
1
井筒俊彦が儒教(およびそれを吸収した仏教)とイスラーム教の類似性を指摘していたが、では彼の思想はどこまで確からしいのか。両者を自らの目で比較検証しようという意図で本書を手に取った。個人的な見解としては、儒仏とイスラームは根本的に異なると感じた。恐らく、両者の論理的差異に大きな影響を与えているのは、「絶対的な神」の存在を仮定するか否かであろう。2024/12/22