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バルカンを知るための66章 (第2版)

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  • サイズ B6判/ページ数 380p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750342986
  • NDC分類 302.39
  • Cコード C0336

目次

1 歴史から
2 都市めぐり
3 民族を超える、国を超える
4 暮らしと社会
5 フォークロア
6 言葉
7 食文化
8 文化とスポーツ
9 世界の中で

著者等紹介

柴宜弘[シバノブヒロ]
1946年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科西洋史学博士課程修了。1975~77年、ベオグラード大学哲学部歴史学科留学。敬愛大学経済学部、東京大学大学院総合文化研究科教授を経て、城西国際大学特任教授、ECPD国連平和大学(ベオグラード)客員教授、東京大学名誉教授。専攻は東欧地域研究、バルカン近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

牛タン

2
一通りこの地域の歴史や文化を学びさらにニッチな話題を知りたいという人のためのカタログ的な書籍。多くの研究者が執筆に携わっており、コソヴォの口承文芸、サライェヴォのユダヤ人街、バルカンに広がる家父長制…、こんなコラムが66個寄り集められている。テーマは網羅的でないし、記述に統一性もなく教科書的な役割は期待できない。でも第一線の研究者たちによる臨場感溢れるコラムの集成である本書は、この地域に本当に興味ある人にとっては垂涎の書と言える。本書を手がかりにさらに専門的な文献にあたるもよし、本書を持って旅に出るもよし2017/03/13

お抹茶

1
バルカン地域の11か国を対象とするが,国ごとではなく,テーマごとに論じていく。19世紀初頭まで,ボスニアの人々を分けていた最大の障壁は地主や農奴などの社会的身分による相違で,宗教・宗派の相違が諸集団間の争いの原因になることは稀だった。バルカン諸国における第二次世界大戦中の抵抗運動は,共産党系勢力と旧体制に連なる勢力との内戦の色彩を非常に色濃く持っている。バルカンでは個人よりも家族や親族に対するアイデンティティが強く,父系制が年長者優位や男性優位と密接に関連した家父長制である。2023/11/13

insfeld

1
旧ユーゴスラビアについて理解を深めたいと思って読み始めた。近現代史は他署に譲る印象。相対的にブルガリア・ルーマニアに関する記述が充実している感、日本における研究者層との相関か。2017/06/30

たろーたん

0
ユーゴスラヴィア紛争を学んだ。1989年の冷戦の終結と社会主義の崩壊により明るい未来が開かれていると感じていた時に起こったヨーロッパの凄まじい紛争。民族浄化、強制収容所、集団レイプ、集団墓地というパワーワードもあって、かなり有名になった。しかし、それにもかかわらず、私はよく分かっていなかったのでこれを機に勉強。この紛争は大きく5つに分けて考えることが出来る。第一は、1991年のスロヴェニアの独立宣言から始まる、国境管理を巡る共和国舞台と人民軍との衝突である10日間戦争。(続)2023/12/18

てり

0
66のテーマで語られるバルカン諸国のさまざま。ドラキュラ、遊牧民、ワイン、ザドルガ、ロマなどなど。どれも興味深く読めて満足。2023/03/31

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