目次
第1部 小説 光の華
第2部 エッセイ 統合失調症と日々の暮らし(統合失調症の症状;辛かった闘病生活;ゆっくりと回復 ほか)
第3部 詩 心寂しい時、あなたに寄りそう小さな花たち(何もない秋;終身刑;涙の水の底には ほか)
著者等紹介
森実恵[モリミエ]
作家、大阪市職業リハビリテーションセンター講師、高槻地域生活支援センターピアサポーター、大正スクラム相談員。主な受賞歴に、2006年リリー賞(精神障害者自立支援活動賞)、2007年糸賀一雄記念賞、大石りくエッセー賞佳作、北九州市人権作文佳作など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カッパ
21
【220】427【◯】幻聴って段階があったとは知らなかった!びっくりしました。エッセイも興味深い。教育ママで子供を育て上げて国立大にいれている。この本は小説仕立てで面白い。でも半生も知りたい。今度探してみようと思わせる。2017/06/14
ybhkr
3
統合失調症にして作家の著者。なんやかんやで子育てして子供国立に入れて塾講師なんかもやってすごい。普通の統合失調症ではない。身体障害者でも知的障害者でも鬱病でもご老人でも特別枠というのがあって、この方はまさしくそれなんじゃなかろうか。実際の統合失調症フォーラムに行くと子育てどころか、まだまだ親がかりのひとは多い。仕事に就けるひとは特例。身体障害者が乙武さんやドキュメンタリーに出てくる人みたいにできるのはマレなように、この方はあくまでも一例。ここまでできる人ばかりではない。でもできる人もいるって話。2016/07/07
川上
1
小説は文章に熱が籠っていたし、幻聴をルビを使って表現してたのはなかなか斬新でした。精神病当事者の苦しみ、やるせなさなんかも伝わった。最後は幻のような終わり方なのね。 エッセイ、前半はよかった統合失調症に纏わることなどなど、なのに後半はちょっと傲りが出ちゃったかな。まぁ仕方ないか。 詩はよう分からんのでパス。 おすすめ本の著者たちの顔ぶれにはちょっと引きました。2015/08/15
saito miyuki
1
奥野さんから、「ぜひ読んでみて!」と借りて読んだ本。 はっきり言って、統合失調症の人が、きちんと文章を書く事が出来るなんて知らなかったから、読んで驚いた。 とても興味深く面白く読んだ。 森 実恵さん見てみたいな。2015/05/09
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- 和書
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