目次
第1部 国家と国家建設(帝国の終焉―現代中東諸国家の誕生;アラブ世界における国家の力の拡大―一党支配体制;アラブ世界における国家の力の拡大―家族支配とリビアの新たな選択;アラブ民族主義―アラブの統一とアラブ諸国間関係;第二次世界大戦以降のイスラエル、トルコ、イランの国家と政治;一九九〇年代における中東政治の再編)
第2部 現代中東政治を理解するためのいくつかのテーマ(経済再建のポリティクス;政党と選挙―アラブ世界における民主主義の難題;宗教復興のポリティクス;政治のなかの軍、政治の外の軍;非国家アクターの役割)
第3部 九・一一の衝撃(米国による中東再編の試み)
二一世紀初頭の中東
著者等紹介
オーウェン,ロジャー[オーウェン,ロジャー] [Owen,Roger]
1935年英国ロンドンに生まれる。1964年オックスフォード大学セントアントニーズ・カレッジ修了。1964年オックスフォード大学講師。1971年オックスフォード大学セントアントニーズ・カレッジ中東研究センター長(~74年、80~82年、86~88年、91~93年)。1993年ハーバード大学教授。1996年ハーバード大学中東研究センター長(~99年)。現在、ハーバード大学名誉教授、D Phil(経済史、オックスフォード大学)
山尾大[ヤマオダイ]
1981年滋賀県に生まれる。2010年京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科一貫制博士課程修了。2010年日本学術振興会特別研究員(PD)。現在、九州大学大学院比較社会文化研究院准教授、博士(地域研究、京都大学)。専攻はイラク政治、中東政治、国際政治、比較政治。著作『紛争と国家建設―戦後イラクの再建をめぐるポリティクス』明石書店、2013年(第17回国際開発研究大来賞受賞)、「反体制勢力に対する外部アクターの影響―イラク・イスラーム主義政党の戦後政策対立を事例に」『国際政治』(166)、2011年(第5回国際政治学会奨励賞受賞)など
溝渕正季[ミゾブチマサキ]
1984年香川県に生まれる。2011年上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科地域研究専攻単位取得退学。2012年日本学術振興会特別研究員(PD)。2013年ハーバード大学ジョン・F・ケネディ公共政策大学院ベルファー科学・国際問題研究センター研究員。現在、名古屋商科大学経済学部専任講師、博士(地域研究、上智大学)。専攻はシリア・レバノン政治、中東政治、国際政治、比較政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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