フランスに学ぶ男女共同の子育てと少子化抑止政策

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  • サイズ A5判/ページ数 221p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750340449
  • NDC分類 334.31
  • Cコード C0036

目次

第1章 いま日本の子育てを考える(生きていま日本の少子化を問う;働き方の男女格差と少子化;地域で取り組む父親の子育て;少子化克服と男女共同参画)
第2章 フランスにおける少子化の克服(フランスの家族政策―男女の平等と母性保護;フランスの少子化対策のための労働政策;フランスの家庭における男女平等と子育て―政策と表象;インタビュー フランスの子育て)
第3章 フランスから何を学ぶか(家族政策とジェンダー;生涯教育と余暇文化;フランスに学ぶ少子社会からの脱却―ジェンダー平等を目指して―EUの連携とフランス、連携なきアジアの中の日本;人口を支える農業と環境)

著者等紹介

冨士谷あつ子[フジタニアツコ]
1932年京都市生まれ。評論家、日本ペンクラブ名誉会員、日本文芸家協会会員。京都大学農学部卒、農学博士(京都大学)。1960年代半ばから執筆活動を続け、現在に至る。1993年、武庫川女子大学の招聘により専任教授就任、定年後、福井県立大学に移り、2003年退職。社会活動として、1970年より生涯学習支援活動、国際文化交流活動を続け、現在、特定非営利活動法人京都生涯教育研究所所長。日本ジェンダー学会初代会長。読売教育賞(成人教育部門)受賞

伊藤公雄[イトウキミオ]
1951年埼玉県生まれ。1981年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。大阪大学教授などを経て、2005年より京都大学大学院文学研究科教授。専門は、社会学・ジェンダー論。主な社会活動として、内閣府男女共同参画会議専門調査会委員(2001~2011)、日本ジェンダー学会会長(2007~)、日本スポーツ社会学会会長(2005~2009、2013~)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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tan_keikei

3
少子化を克服したフランスから、いま日本が何を学べるかを探る本。日本で高い出生率を誇る福井県とフランスが構造的に似ている部分が多い(女性の就業率の高さ、保育環境の充実、子育て家庭への企業側の支援など)のが興味深い。少子化克服には様々な要因があるが、家族構造の変化(同性婚、事実婚)を受け入れ、多様性を認めた上でその変化に柔軟に対応してきたことは大きい。家族が国家の最小単位であるという意識があるからこそ、家族を大事にし、ここまで改革を成せたのだろう。翻って日本について考えてみると…ちょっと頭を抱えたくなりました2014/12/05

イボンヌ

1
ジェンダーと農業については、フランスを見習いたい。憲法24条については、改正が必要でしょう。9条は変えなくて宜しい。2016/07/20

goma

1
統計上、女性の就業率が高いほど、出生率がよい。フランスでは、戦後、少子化対策、出生率向上のため、様々な改革を行っている。ジェンダー平等強化(家父長制をなくす)、女性の政治活動の推進(男女比率を同等に)、男性の育児休暇、手厚い援助など。病欠は有給で消化しないことや、大学まで無料であること、フルタイムとパートタイムの賃金と時間単位が同等であることに驚いた。また、日本で女性が働きやすいといわれている福井県の例もでている。2014/08/18

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