出版社内容情報
市民社会を構築するため、その主体を形成する教育について考察する。ヘーゲル、マルクス、グラムシの思想と著者の教育現場への関わりを通して、生涯教育、生涯学習を検証。社会主義瓦解後の新しい社会への道および民主主義の実現の方
目次
序章 生涯学習論の再審―「現代市民社会の教育学」の定礎のために
第1章 道徳・教育と国家―物象化論=役割理論を視軸に
第2章 ヘーゲルの道徳・教育論―『法の哲学』を中心に
第3章 ヘーゲル「市民社会論」の現代的意義―「ブルジョワ」の「シトワイヤン」への転成
第4章 グラムシ教育論の磁場
第5章 グラムシの認識論とヘゲモニー―市民社会形成の論理と方法
第6章 現代日本の断層と教育―課題と変革のヘゲモニー形成、中等教育の視界
第7章 現代市民社会と大学の変貌―体験的「第三世代の大学」論
終章 市民社会と教育の接合―本書の総括もかねて
著者等紹介
黒沢惟昭[クロサワノブアキ]
1938年長野県生まれ。一橋大学社会学部卒。東京大学大学院教育学研究科社会教育専攻満期退学。神奈川大学、東京学芸大学、山梨学院大学、長野大学教授を経て、中国東北師範大学名誉教授、社会学博士(一橋大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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