目次
シンポジウムを貫く視点―ダイナミック・スタビリティ
第1部 中国における都市化の現在(南京市の開発とその課題;江南の異変―蘇南地域の開発とその問題;「都市‐農村」遷移地域における社区での階層構造および管理のジレンマ―長春市郊外を例に;東豊県の経済社会発展と直面する環境問題およびその対策;中国農村部におけるゴミ問題の診断と治療;上海市田子坊地区再開発に見るコントロールされた成長;中国農村の都市化―多系的発展の道筋)
第2部 成長の制御(コントロール)(岐路に立つ癒しの里・由布院温泉;市町村合併がもたらした「問題」;鼎談「由布院温泉に見るコントロールされた成長と前向きな縮小という課題」;由布院が示唆するもの)
鼎談「日本社会への提言」
著者等紹介
林良嗣[ハヤシヨシツグ]
名古屋大学大学院環境学研究科教授、交通・都市国際研究センター長。1951年三重県生まれ。1979年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。工学博士。東京大学工学部助手、講師、名古屋大学工学部助教授、教授などを経て、2001年より現職。名古屋大学総長補佐(国際担当)、環境学研究科長等を歴任。世界交通学会(本部:リヨン)会長、土木学会副会長。土木学会論文賞、世界交通学会オレンジ賞など受賞多数
黒田由彦[クロダヨシヒコ]
名古屋大学大学院環境学研究科教授。1958年愛媛県生まれ。1984年名古屋大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程中退。博士(社会学)。名古屋大学文学部助手、椙山女学園大学人間関係学部講師、名古屋大学情報文化学部助教授などを経て、2010年より現職。専門は地域社会学・都市社会学
高野雅夫[タカノマサオ]
名古屋大学大学院環境学研究科准教授。1962年山口県生まれ。1994年名古屋大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻博士後期課程修了。博士(理学)。名古屋大学大学院理学研究科助手、助教授を経て、2001年より現職。地下資源が枯渇した後にも成り立つ暮らしや社会のあり方を追求する「千年持続学」を構想している。ピコ水力発電、バイオガス、地中熱利用、木質バイオマスなど自然エネルギー技術の開発と、その導入可能性について研究。愛知県豊田市の中山間地をフィールドに、住民、NPO、行政と協働して持続可能な山間地域づくりに取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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