目次
1 ヨーロッパ統合の歴史と思想
2 ヨーロッパ統合の現実へ
3 欧州の分断と統合(冷戦とヨーロッパ統合)
4 冷戦の終焉と東西ヨーロッパの統一
5 ECからEUへ―統合の深化
6 南欧・地中海諸国の発展と問題点
7 拡大するヨーロッパ
8 さらなる拡大、周辺国との関係
9 ユーロ危機―諸改革と最近の主要政策
10 多様性のなかの統一
著者等紹介
羽場久美子[ハバクミコ]
青山学院大学大学院国際政治経済学研究科教授。ハーバード大学(2011~12)、ソルボンヌ大学(2004)、欧州大学研究所(EUI)(2008)、ロンドン大学(1995~96)、ハンガリー科学アカデミー(1994~95)、各客員研究員、ジャン・モネ・チェア日本学術会議会員、日本EU学会、日本政治学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロキです
17
大学の授業で使われた本。 ヨーロッパの統合の歴史、仕組み、ユーロについて、南欧東欧の現状、大国「フランス、ドイツ、イギリス」中国「スペイン、イタリア」、小国「ベネルクス、マルタ」の役割、ギリシャ危機について章で分けられて解説している。 正直本に一本の軸が無くて読みづらかった。 オムニバスの悪い部分が出てしまった感じ。 あんまり人にはお薦めしない。 章一つの内容は分かりやすくて良いとは思う。 EUについて基礎的なことは知れた。2019/12/30
かんがく
11
難民危機やブレグジット前に書かれた本ではあるが、EUのアウトラインを知るためには最適。歴史的にはローマ帝国やハプスブルク、地理的にはロシアや地中海と大きな視点でEUの成り立ちと行く先を記述している点が特徴。東欧やバルカンの各国についての章もあり幅広く知識を得られた。2020/10/22
takao
3
ふむ2024/11/13
Studies
3
良書です2015/10/07
Haruka Fukuhara
2
自分が細かいのかもしれないけれど、編著者を筆頭にかなりバイアスを感じた。事実と意見をごちゃ混ぜにする人は学者ではなく二流ジャーナリストだと思う…。EUに関する知識を幅広く得るにはいい本だと思うけれど、使い方が少し難しいしあまり気持ちいい読書体験にはならない。2017/02/07