内容説明
フィンランドの子どもたちは、どんな授業を受けているの?塾も予備校もない、参考書もほとんどない国で、生徒の数学的リテラシーはどのように育まれるのか。
目次
第1章 フィンランドの教育の概要(教育制度;教育環境)
第2章 算数・数学の国家カリキュラム(国家カリキュラムの概要;小・中学校算数・数学カリキュラムの特徴;高等学校数学カリキュラムの特徴;国家カリキュラムの作成と評価)
第3章 算数・数学の教科書(小学校の教科書;中学校の教科書;高等学校の教科書;教科書の作成)
第4章 算数・数学の授業(小学校の授業;中学校の授業;高校の授業;大学入学資格試験と授業)
第5章 算数・数学教育に関わる教員養成(教員養成の概要;小学校(算数科)教員の養成
小学校教員志望の学生とのインタビュー
中学校・高等学校(数学科)教員の養成)
著者等紹介
熊倉啓之[クマクラヒロユキ]
1958年生まれ。静岡大学教育学部教授。早稲田大学大学院理工学研究科修了。筑波大学附属駒場中・高等学校数学科教諭(1984‐2004)、静岡大学教育学部助教授をへて、2007年より現職。専門は、数学教育学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きざはし
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「フィンランドがPISAで好成績なのはなぜか」を探る現地リポート。 日本の算数 2×8=◻︎ 海外の算数 ◻︎×○=16 昔こんな感じのCMがあったが、実際はそんなにわかりやすく特徴的でもなかった。むしろ公式などは天下り的に与え、日本の「アクティブラーニング」的なことは少ないのが意外。日本と違うのは ・数学をなるべく身近なものに関連づけること。 ・カリキュラムや教科書の作成に現場の先生が多く関わること。 結局日本は信じてないんだろうな。生徒の能力、教師の教育力、出版社の熱意を。2019/03/10
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