目次
1 自然環境とその利用
2 現代の社会
3 複雑な政治・外交
4 経済の変貌と現状
5 歴史
6 暮らしの風景
7 芸術・文化
8 旅への誘い
著者等紹介
真鍋周三[マナベシュウゾウ]
1948年、香川県生まれ。1986年3月、青山学院大学大学院文学研究科史学専攻博士課程単位取得満期退学。兵庫県立大学経済学部国際経済学科教授。歴史学博士、登山家。専攻分野は植民地時代アンデス地域史(ペルー、ボリビア史)。とくにその社会経済史研究。著書に『トゥパック・アマルの反乱に関する研究―その社会経済史的背景の考察』(神戸商科大学経済研究所、1995年)など。植民地時代ペルー史ならびにボリビア史に関する論文を多数執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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うえ
5
ボリビアでは人口の78%がカトリックで16%がプロテスタントだが後者が急増中。先住民のアルコール依存症や放縦な結婚生活、幻覚剤の摂取を止めさせようとプロテスタントが熱意を傾けている。米国からの経済援助もあり、カトリックはローマ法王の諸国遊説や聖人の認定などで対策中。プロテスタントの普及は結果的に伝統的社会構造の破綻や村落内部の軋轢を生む。アンデスの伝統的酒チチャやコカの葉は、賢者ヤティリや呪術師が治療儀礼の過程で使用し、村民に宗教的陶酔を与える儀礼なので、プロテスタントの福音伝道と対立をうんでいるとか。2025/10/14




