エリア・スタディーズ
イスラエルを知るための60章

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  • サイズ B6判/ページ数 361p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750336411
  • NDC分類 302.285
  • Cコード C0336

目次

1 イスラエルという国
2 歴史
3 イスラエル歳時記
4 多様な言語と社会
5 政治と安全保障
6 経済発展の光と影
7 文化・芸術・若者
8 外交
9 中東和平問題とイスラエル

著者等紹介

立山良司[タテヤマリョウジ]
防衛大学校総合安全保障研究科・国際関係学科教授。中東現代政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Koning

6
今年6月発行の本。現代イスラエルをタイトル通り60の話題で語る本。このエリアスタディーシリーズは意外と拾い物だった気がする。難しいイスラエルネタ(裏返せばパレスチナネタ)を実にどちらに偏る事無く書こうとしている。テルアビブの日本赤軍による乱射事件も忘れずに、ガザの牢獄状態も書く。といったあたりは立派。現代イスラエルの問題点(右傾化や宗教保守の台頭とか(そら、子沢山だと数は増えますな))社会の成熟具合(村上春樹のあの演説も評価できるとか)に加えて少数民族としてのアラブ系、新たに移民してきたエチオピア(続く)2012/09/07

ZEPPELIN

4
最近も停戦合意のニュースなど、中東諸国には物騒なイメージを持っていたのだけれど、イスラエル建国の歴史を見ていても、イスラエルとパレスチナのどちらにも簡単に善悪の判断をつけられないと改めて思い知らされる。アメリカ・ドイツとの関係なども日本では詳しく紹介されることもないし、宗教というものは日本人が思うより遥かに海外では影響力がある。また、敵対する国から自国の領土を守ることがいかに肝要で大変なことなのか、中国に領海内をウロチョロされている日本にとってももう無関係な話ではなくなっている2014/08/13

ドウ

1
地域研究の教科書的シリーズのイスラエル版。夏にイスラエルに行くので読んでみたけれど、意外と知らないことが多かった。世俗と宗教の対立が激化してるとか(超正統派は子沢山で徴兵の義務が免除されるらしい)、北部と南部にアラブ人がまとまって住んでいることとか。2016/06/21

あに

0
国家安全保障において日本と対極にある国だと聞いて。軍へ攻撃Goのサインを出す時は自分たちがやられると感じた時だと聞いて。国是は二度と羊のように大人しくガス室に送られない、だと聞いて。読んでみて初めて知ったのは、イスラエルの男性国民(55歳まで)は年11ヶ月の休暇中の兵士なのだそうな。恐るべし、イスラエル。この超攻撃的な国を遠い国のこととボンヤリしてると隣国に島を盗られて排他的経済水域を失うことになるんだと思った。2016/02/06

うらら

0
宗教に地理や歴史、経済から文化まで全方位解説してくれる本。イスラエルのポピュラー音楽は軍楽隊がその基礎を作ったという話がユニークで興味深い。地理的には遠く離れたアメリカとの関係についても、ニュースなどでは今までイマイチ理解できなかったが、分かりやすかった。2019/05/26

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