内容説明
こんなに広告の授業は過激で面白いのか。これほど広告の現在は幅広く奥深いのか。著者による著者自身の講義ドキュメント。現代の広告事象を読み解く広告解体新書。
目次
1 「広告遺伝子地図」MAP(ヨーロッパ近代というDNA(広告と消費の細胞因子)―広告は現代社会の映し絵でありメタファーである
ジェンダーという無意識(クーカイとルイ・ヴィトンの暗喩)―クーカイの広告図像は時代のメタファーとなった
ベネトンと反広告の過激度(O・トスカーニと迫真のフォーカス)―広告は私たちに微笑みかける死体だ
説得と真摯のスタンス(B・バーンバックとDDBの訴求メソッド)―広告は説得の芸術である
発想と逆転のパワー(ハングリー?と大貫卓也のハードル)―面白いだけじゃ広告じゃない ほか)
2 「広告遺伝子論考」PAPER(メタファーとしての広告図像―メタ広告学へのエクリチュール;コピーライター片岡敏郎の広告コピーへの註―広告コピーと不在証明のトポロジー;コピーライター平賀源内の広告コピー―一般的な通念としての広告を突き抜けて)
著者等紹介
田中水四門[タナカスイシモン]
1941年大阪生まれ。1965年慶應義塾大学文学部卒業、フランス文学専攻。大学在学中から、コピーライター、編集者(フリー)として仕事を始め、81年トールクリエ田中水四門事務所設立。99年大阪芸術大学グループ法人本部広報センター所長、同短期大学部教授。メディア芸術学科(旧広報学科)メディアコース広告系で「広告概論」「広告制作論」「広告制作演習」「広告系ゼミ」「広告社会学」「現代広告事象論」などを担当、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 先生とわたし