目次
1 グアムとチャモロへのアプローチ(グアムを概観する;グアム小史;チャモロとは誰か ほか)
2 さまざまなメモリー(戦前、日本占領期、戦後の教育に尽くした女性―フランシスカ・Q.フランケス;日本の名前をもつパラオ系グアメニアン―スゼッテ・キオシ・ネルソン;土地返還を求める活動家―ロナルド・T.ラグァニャ ほか)
3 チャモロのメモリー(チャモロの人々に伝わる神話・伝説;巨大リゾートホテル群の下に眠る遺跡;チャモロの夢をのせて航海するサイナ号 ほか)
著者等紹介
中山京子[ナカヤマキョウコ]
帝京大学文学部准教授。専攻、国際理解教育、多文化教育、社会科教育
ラグァニャ,ロナルド・T.[ラグァニャ,ロナルドT.][Laguana,Ronald T.]
グアム公立学校システムチャモロ学習局長。専攻:チャモロ言語文化教育、第二言語教育。Traditions About Seafaring Islands,The Chamoru Nation,The Taotaomo’na Native Rights,the Guam Ancestral Lands Commissionなどの活動団体の主要構成員。“The Local Way”ツアーガイド/ディレクターとして2004年には表彰をうける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いの
19
こちらは「グアムと日本人ー戦争を埋め立てた楽園」を読みチャモロの人達の文化を知りたくて読もうと決めていました。言語については危機とも感じらる内容でした。でも多文化化していく中でチャモロの文化そしてアイデンティティを支える活動家がいます。さまざまなメモリーの中では日本のミドルネームを持った女性がこう語っていました。ご家族から日本人の素敵なところも聞いてきたこと、反対に私達にも日本占領期に起こったグアムのことも学んで欲しいと。お互いの文化を知り尊重し価値を認め合うことを目指している本、そう感じました。2019/07/10
Christena
9
来週グアムに行くので、なんとなく図書館で借りた本。これまで何度かグアムに行ってるのに、歴史はよく知らなかった。いや、なんとなく知っていても、リゾート地というイメージしかないグアムと脳内でリンクしていなかった。リゾートだけじゃないグアムを見てきたいと思った。2018/06/02
kinaba
0
編纂による様々な偏りも感じるが、それだけルーツの起点を定めるところからして自明でない歴史なのだなというところを感じる2024/07/16