「こうのとりのゆりかご」が問いかけるもの―いのちのあり方と子どもの権利 こうのとりのゆりかご検証会議・最終報告

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 289p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784750331607
  • NDC分類 369.4
  • Cコード C0036

内容説明

熊本市の慈恵病院で平成19年5月10日に「こうのとりのゆりかご」の運用が開始された。その半年後、熊本県は「こうのとりのゆりかご検証会議」を設置し、計10回の議論を経て、平成21年11月26日に最終報告をとりまとめた。そのポイントは、ゆりかごの利用状況とその背景、ゆりかごの評価、制度的提言の3点である。本書によって、ゆりかごに関して広く社会的な議論が活発になることを期待する。

目次

第1部 検証を終えて
第2部 本編「こうのとりのゆりかご」が問いかけるもの―こうのとりのゆりかご検証会議・最終報告(ゆりかごについて;ゆりかごの利用状況とその背景;妊娠・出産にかかる相談体制と対応状況;ゆりかごに深く関連する子どもの状況と制度;ゆりかご事例と相談事例から見える諸課題;ゆりかごへの評価;提言と要望―考え得る対応策;検証会議の考え方のまとめ)
第3部 資料編

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

れー

1
熊本に「こうのとりのゆりかご」が設置されるとの報道はかなりセンセーショナルなものだった。その運用、利用についての検証を報告したものが本書だ。とても丁寧なものであり、辛いものでもある。かなりの割合で預けた子供の親が判明していること、預ける前に相談に至ったケースもあることを鑑みると医療機関とリンクした妊娠出産子育てと法律に関わる匿名性の高いシステムが社会に求められているのではないか。それから、教育。間違いなく教育は必要で、いかがわしいものとして「生殖」をアングラ化している今の子ども達に、…2014/11/24

りっちー

0
明日ママがいない」をきっかけに読みはじめた。とても丁寧に分かり易く書いてある。赤ちゃん遺棄の問題を可視化した良著と思う。母親だけでなく様々な人に広く目を通してほしい本です。2014/02/25

ユエ

0
捨てたいと思う親が居るって哀しいけど、これってなくすことはできないよね。だって、誰もがリスクを抱えて生きてるんだし。生まれの親のもとで幸せに生きられない子が、騒がれたり特別扱いされずに当たり前に社会になじんでいける。そんな感じになればいいのになって、思った。2010/08/23

スノーシェルター

0
一番良い方法ってなんだろう?いろんな事情があるにしても、子供を捨ててほしくない…と思う。2010/07/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/373292
  • ご注意事項

最近チェックした商品