内容説明
知的障害者本人、母親、福祉的就労現場の代表者、職場同僚、企業経営者、グループホーム世話人への丁寧なインタビューを通して、知的障害者の一般就労実現に必要なニーズをつかみ、合わせて本人の成長を促す支援のあり方を「コンピテンス(competence):環境に働きかけ、それを効果的に操作する能力」に着目して探る。
目次
第1章 「成長を促す支援」の研究に向けて―コンピテンスの考え方と探求方法
第2章 なぜ知的障害者が一般就労で成功できたのか―個人的要因と環境的要因の視点
第3章 母親の支援がもつ意味―母親自身の支援課題とニーズ
第4章 福祉的就労現場の代表者の姿勢がもつ意味―一般就労への移行のキーパーソンとして
第5章 職場同僚からの支援がもつ意味―職場のナチュラルサポートのキーパーソンとして
第6章 企業経営者の支援姿勢がもつ意味―企業の社会的責任の発展の重要性
第7章 グループホーム世話人の支援活動が就労継続に与える意味―ニーズとしての就労継続を支援する姿勢
第8章 要約と総合的考察―知的障害者の就労におけるコンピテンスの意義
著者等紹介
陳麗〓[チェンリィティン]
上智社会福祉専門学校専任教員。2005年、淑徳大学大学院社会学研究科社会福祉学専攻博士後期課程修了(社会福祉学博士)。中華民国智障者家長総会事務局勤務・社会福祉専門員(台湾台北市)(日本の「全日本手をつなぐ育成会」に相当)等を経て現職。社会福祉士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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