目次
1 「身体論」の諸相(フェミニズムと身体論―リブからやおいへ;フェミニズムは男性身体を語れるか―男性身体の周縁化・抵抗の規律化・流動化;美醜としての身体―美醜評価のまなざしの中で生きる ほか)
2 近代と身体の布置(同性愛者の身体、あるいは心―クラフト‐エビングとオスカー・ワイルド;身体という謎;身体はどこまで私のものなのか?)
3 あいまいな性/欲望/身体(腐女子とオタクの欲望/身体/性;“アイデンティティの身体化”研究へ向けて―『感じない男』を出発点に;「バイ・セクシュアル」である、ということ ほか)
著者等紹介
金井淑子[カナイヨシコ]
横浜国立大学教育人間科学部教授(倫理学、女性学/ジェンダー研究)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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芹沢
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専門用語が多すぎてまだ早かった印象……ですがオタク文化についても触れられています。細谷実氏の美醜、三橋氏のにおい……など性以外の論もあります。巻末の田中玲氏の実体験談を通じて、日本ではトランス・ジェンダーに悩む方々の壁は高いんだと感じました。2014/10/07
hi
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ジェンダーの勉強をしたら面白いって聞いて本を読んでみようと思ったんだけど、これ初心者が読む本じゃないっぽい。とか言いながら最後まで一応読んだけど、どうも界隈じゃ基本用語とされて、説明すらないジェンダー論用語の意味がわかんねえすwなんかまあひとつの哲学っぽいかなと思った・・・男、女、男→女、女→男の四択じゃなくて、もっと色々いて当然じゃんってのはなるほどーって思ったし、世の人がトランスジェンダーに冷淡てのも、そうやろうね~って思ったし、色々なるほどなんだけど、何なんだろうこのヒステリックさは・・・2012/02/05
よっちん
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相田論(腐女子とオタクの欲望)、三橋論(におう体)がおもしろかった。2009/06/11